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光はエロスの舟 
夜の海原を彫り進む
うすべに色の裸婦たち
西風を脱いだり着たり


死は翅を休める蝶 
なだらかな土器の窪みへ
そっと脈でも取るように
その中で葡萄酒が笑う

 ....
原初のひとしずく
ささやきのように生まれ
岩肌の乳房
地衣類の産着
山あいを渡る風も目覚めさせないように
産毛を揺らす
静かな吐息
うつらうつら
千々のひかりにあやされながら
死への ....
意図は回りを濡らしてしまう
意味へと上手く収まり切れず

ことばは未満の盃
発しては 少しだけ 欺かれ

揺るがないものを前に
自らの揺らぎに幻惑されるのか

受けとめては傾ける 刹 ....
説明 解説 言い訳
どれも要らないと云った
ただそのままで
あなたは惹きつける


男が女を始めて見たように
女が蛇を始めて見たように
たぶん
美しくて奇妙
エロチックで恐ろしい
 ....
{ルビ理由=わけ}もなくかなしい時がある
理由はあっても 不明なのだ

本当は 
居場所の見当はついている

古い古い付き合いの 理由を
引っ張って来て 座らせて

またも千日手を繰 ....
ギター
雨をはじいて飛ぶ鳥のように
空気を震わせて濁らない
濡れた枝先の微かな光
抜糸された瞳へ飛び降りる
孵しそこねた夢の欠片から
うなじのほくろふたつ
振り向くことのない永遠が
月 ....
末松 努さんのただのみきやさんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
愉楽の日々- ただのみ ...自由詩11*17-2-15
小川- ただのみ ...自由詩16*17-2-8
返盃- ただのみ ...自由詩18*17-2-5
お気に入りの一編- ただのみ ...自由詩13*17-1-25
かなしい- ただのみ ...自由詩18*17-1-21
INSPIRE- ただのみ ...自由詩14*17-1-14

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