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  眼窩から此方側へ延びている廊下に沿い
  雨に濡れた数人の男たちがワツワツ歩いていく
  それほど速くもないしそれほど遅くもない
  私は三和土に置かれた長靴を先刻から見ている
  ....
  仔犬の映像が 午後になると
  卓上に置いた梨のまわりを駆け始めた
  おもてでは雪がもそもそ愚かさのように降って
  わたしの居る部屋に面白味のない光を積もらせる
  次第に岩石 ....
  悲しい鍋は 空間のなかで軽く
  あまりに軽く 見つめているのも辛い
  ザラメじみた虚しさがいっぱい光に揺れて

  私は考え・手離し・ひろい集め・擲ち、
  気狂いになった… ....
水菜さんの草野春心さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
長靴- 草野春心自由詩417-1-7
果皮- 草野春心自由詩516-11-26
悲しい鍋- 草野春心自由詩316-11-26

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