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最終連は
とうに終わっていても
締められた言葉は
いっこうに完結するようすもなくて
視線は
空を漂う余韻の行き先を
見つめている

その時
一羽の冬燕が目の前を横切るも
地面に落ち ....
ここに一つのコップがある
いつからそこに在るのか、誰も知らない

最初は空っぽだったそれに
少しずつ、ほんとうに少しずつ
永い時間をかけて
結露した水が溜まり始める
そこへ
空間に漂う ....
白島真さんの長崎哲也さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
最終連から始まる詩片のような残音- 長崎哲也自由詩20*17-2-28
コップ一杯の宇宙- 長崎哲也自由詩4*17-2-22

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