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四月に
雪が降ることが
当たり前になった時代から
四月に
雪が降ることが
特別だった時代に戻って
残された音楽を聴きながら
振り向かない背中を
眺めている

届かない指先なら
も ....
何千、何万回と
細い管を体内に入れて
排出するために
カーテンで遮るような社会

赤い手帳が福祉の窓口に置かれ
自動ドアが開き
外からの風が吹いて
折り紙で作った鶴のよう ....
四角の箱に丸い穴を開ける
白い箱にしよう
白くて四角い箱
いや
四角い白い箱か
大きさは
数字で書くと300×300×300の大きさ
いや
前にならえであげた手の位置の大きさにしよう
 ....
2011年
幻想とイマジネーションは海にのまれていった
言葉は
誰も
救わなかった
ひたすらネットに作品を作り発表していた人は
減少し
わかりやすい言葉は
心を揺らさない事 ....
虹を靴べらにして太陽を履く
雲に覆われた雨上がりの空から
長い長い小鳥の声が聞こえる
妄想に耽る2人、

丈夫な羊毛が、感情的な髪に絡み合っていると、天空の光線が、細長い陸と海を襲う、
積極的な性中毒としての保護された、純度の情緒的疲労、
お互いを交換する、半分の楕円形の半世紀 ....
深夜番の仕事が終わり
朝方
実家の庭に建てたプレハブ御殿に入ると
布団に猫がいた
目を細めて丸くなってやがる
多分窓から入ったのだろう
開けっ放しだったからな
取り敢えず猫に
何だチミ ....
亜熱帯のジャングルの地下は氷柱の連なった秘密基地でフラミンゴのピンクの色を解読している科学者がいる
その人はしとやかな女性で
趣味はお相撲を見ること
助手の一人がタランチュラを発見し大騒ぎとなっ ....
深夜
耳たぶを踏まれ目を覚ますと
肋骨が無い事に気がついた
慌てて起き上がろうとしたが
胸がクラゲのように揺らめいて起き上がれない
しょうがないので首を曲げて目線を横にすると
小人達が腰に ....
どぅわし、知てますか?

鼻毛を伸ばしたままのブラジルさんが尋ねてきた

どぅわしです

どぅわし?

瞬時に日本語検索を脳内で追いかけると前頭葉あたりがホカホカしてきたので
帽子を ....
もうこの世にはいないように
白い墓標の文字を眺めている
すると小さな手が払いのけて
絵本を読んでとせがんでくる

漂う意識は
もう我が子を眺めるしか
楽しみがないのかね

幽体離脱を ....
白島真さんの5or6さんおすすめリスト(11)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
パレードが終わった四月に。- 5or6自由詩9*17-4-22
カテーテル- 5or6自由詩5*17-3-17
DIY- 5or6自由詩1*17-2-26
漂流教室- 5or6自由詩5*17-1-9
信仰- 5or6自由詩6*16-12-11
行為- 5or6自由詩2*16-11-13
俺とねこ- 5or6自由詩4*16-10-26
odor- 5or6自由詩1*16-10-21
肋骨の小人- 5or6自由詩9*16-10-19
どぅわし- 5or6自由詩6*16-9-24
絵本- 5or6自由詩5*16-9-22

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