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利用者がうんちを漏らした
トイレに誘導して、ズボンをおろすと
お尻にもデイパンツにもみっちりうんちが付着している

デイパンツを千切って丸めてゴミ袋へ
ズボンを脱がせて新しい着替えを履かせる ....
縮れた葉っぱに青虫が転げて
砂利の中に風格ある化石もどき

静かな空におじいさんのくしゃみ
ドクダミの鼻にキッス

川の流れのようなワンピースを着て
牛糞香る路地をのんびり散歩

無 ....
桃をおろし金に擦りつけ
埃をかぶって臭うストローを水で洗った
プラコップの水面は穏やか
遠い南国の、夏の海の、奥の奥

レンジから元気のない食パンを取り出して
固いバターをスプーンで擦り落 ....
空が3つあればね
1つくらい駄目でも構わないけど

音楽室は雨のコーラス
トライアングルを鳴らすと
乳頭があまく痺れた

先生はしょうのうの臭いがした
深くおじぎをするとポケット越しの ....
洗いたての芝生がちろちろと
脈を交わらせている

川までの道すがら
ちいさな生き物は溺れ死に
汚れた内臓は、光る命へと洗われる

車椅子に花を差し入れる

目を細めてファインダーを覗 ....
ボットン便所を囲んで皆で歌った
曲はなんでも良かった

太古よりこびりついたほにゃららの香りと
最新のほにゃららの香りを胸一杯に吸いこんで
厳かに歌いだす

「Aufersteh'n,  ....
わたしの舌に、消えない火傷
あなたの魂を舐めたとき

廃屋のような体に、光る痛み


もし、あの青い林檎をもいだなら
神はわたしの性を奪い
燃えさかる海に放るだろう

わたしは赤く ....
そうしてお腹を空かせては
仏の唇を食み、人の指を食らう
曼珠沙華咲く薄暮の川岸
醜い心をさらしては
とりとめもなく涙し
あてどもなく歩く

雲は燃えつきて微かな煙へ
吹かれゆく先の名残 ....
白島真さんの印あかりさんおすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
障害者支援施設に勤めて- 印あかり自由詩11+*19-8-23
楽しいね_楽しいや- 印あかり自由詩10*19-5-22
いただきます- 印あかり自由詩14*17-4-4
18回目の春- 印あかり自由詩21+*17-3-9
雨上がりの庭- 印あかり自由詩18*16-12-17
肥溜めに生まれた- 印あかり自由詩6*16-12-10
火のように- 印あかり自由詩12*16-11-1
仏の唇を食む- 印あかり自由詩2*16-9-26

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