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誰も代わることのできない人よ
ルーレットはすでに回っています
ざぶん! と酒樽に入ったあの日の飲み会のように
決意をもって、ゆきませう
もう迷わない
もう退がらない (如何なる日にも肩を .... 
昼からわいんを飲み
赤ら顔でぐらすを手に
体を揺らし、厨房へ  
細長い空間の
小窓から
――正午の日は射して
何処からか、聴こえる
白髭のかみさまの
高らかな
笑い声  .... 
仕事を辞めてから
5才の周ちゃんと過ごす時間が増えた
染色体が一本多いゆえ
絵本を読んでも
 あーうー
歌を歌っても
 あーうー
だが時折、大きな黒目をぴくりとさせて
 ....