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朝焼けに染まりながら、
熱いシャワーのあとで。
あなたと、
ミルクの海で絡まりあう感触。
少しつめたいシーツに、
バラが咲いていく。
どうか、
激しく優しく、
強く深く、
私のな ....
葉になった記憶を、
私の歯が噛み砕いていく。
じゅわり液体になった思い出たちが、
苦い匂いを響かせて、
鼻孔に絡みつく。
思い出たちは雨になって、
見えない窓にふりそそぐ。
*
....
指先で、
するすると水面を辿っていく。
水面は指先の森だ。
いくつもの指が、
滑った痕がある。
指紋が重なって枝になる。
いくつもの記憶の羅列が連なり、
あたらしいいのちをつくる。
....
そこは、どこへいっても、
同じ通りだった。
人の声や気配はするが、
誰もいない街だった。
けれどどことなく誰かの眼差しを感じた
誰かが見ている。
街が私を見ている。
この街全体が誰かのよ ....
咲き誇る花を殺した。
きれいだったから殺した、
そういえば意味が繋がるだろう。
しかし、私は花を殺すことによって、
自分のなかの花さえも、
千切り殺してしまいたかった。
あなたの腕のな ....
ピアノ。
私はいつも、
ピアノが弾けない。
キーボードにならたくさんの、
物語を描けるのに。
私は私のピアノの前に、
いつも立ち竦む。
もう何年になるだろうか。
私が原稿用紙に、
....
さらり、さらり、
骨になった粉が、
この手から空間へ流れていく。
さらり、さらり、
手にいれたものはなんだったのか。
なにもなかったのではないか。
私たちは手に入れられないものを手にした。 ....
ミナト 螢さんのあおい満月さんおすすめリスト
(7)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
旅人たち
-
あおい満 ...
自由詩
1
16-6-13
窓の足
-
あおい満 ...
自由詩
5
16-5-18
指先の森
-
あおい満 ...
自由詩
5*
16-5-13
街を抱く街
-
あおい満 ...
自由詩
4
16-5-11
苦い匂い
-
あおい満 ...
自由詩
7
16-5-10
境界線
-
あおい満 ...
自由詩
4*
16-5-5
呼吸
-
あおい満 ...
自由詩
4*
16-5-4
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