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きみ
そこに大したドラマがあるとは限らない
きみが期待するものがあるとは限らない
きみが期待するものは
おまえが自分で作り出せ
ゆめのなかでゆめを見るな
現実の中でゆめを成せ
....
光点の移動、鮮やかに残響し
至高の形象、彫塑されていく
青はいよいよ青く
白はいよいよ白く
闇に映えて闇に映えて
響きの交錯と分離は絶え間無く
運動性の中でのみ只在る崇高
肉 ....
ボトルの中で、夜が揺れている。
月が千切れて浮いている。
街灯も同じく千切れてて、
河口で静かに唄ってる。
ボトルの中で、夜が揺れている。
微かに潮の香りがして ....
空を、ください
だれにも消せない
どこにも消えない
あの空を、
わたしだけの物には成り得なくても
わたしだけの物と覚えておけそうな
あの空を、
許さないでください ....
昼間の熱光、
眼球を突き刺し
神経に塩揉み込み
叫び脈打つコメカミ
何をこれ以上耐える必要がある!
烈火の太陽、
脳髄に爆発し続け
逃走の情欲に顔埋め
爆音ノイズ掻き鳴らす
....
最近暑さが増してきて
日差しに負けそうになる日もあるけれど
大きな壁にぶつかって
めげそうになる日もあるけれど
夏が近づいて夏バテになりかけて
食べることが十分にできない日もある ....
葉脈の一筋一筋
陽光の留まり点灯し
くっきり浮き出す緑に
生動スル命の循環は止まず
改めて懐かしく
見慣れた細部に
生きる力を貰う
傷みを耐え凝視集中
彷徨う森の静謐な午後
....
沈黙の陰影の深みから
浮き彫りになるある形姿は、
外から感覚に訴えかけながら
内から感情を揺さぶるある造形。
流出しながら凝集し
力を超えた力の木霊が、
過剰に常に過剰に反響し
ある ....
絞り出される音叉の連動
魂の浅瀬から鏡に映り
響く残響奥底からの木霊
未知なる既知の郷愁に震え
空洞の底から噴き上げる熱
変わらぬ憧憬を未来から招来し
夜の砂漠を間欠的に舞い吹 ....
春風が
君と私の間を
通り抜けて
何億光年と
それは心を突き放す
春風が宇宙に吹いた日は
2人彼方に飛んで跳んで
最後に君の汗の匂いが
涙と流れた
ずうっと遠くの ....
時々
体の壊れる音がする
それとも
心の壊れる音か
耳鳴りは
永遠に続くかのような蝉時雨
悲しくはない
目を閉じれば
あの夏にいる
165cm
背伸びする 172cm
椅子の上に立つ 212cm
たんすの上に ひざまずく 423cm
屋上にいく 2665cm
富士山に登る 377765cm
飛行機 エコノミーに座る 1 ....