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白鷺が
橋の欄干に立つ
切り取られた
わたしの
瞳のひかり

羽ばたきが心を
さらいゆく

橋の上の肉体は
ただわたしを見上げて
心ここに在らず
遠く遠く浮遊する
時すらも置 ....
箸よ、おまえは美しい

未熟な身体で生まれ
生死の境を漂っていたわたしが
ようよう生にしがみつき
お食い初めをしたという
小さな塗り箸よ

遺品整理をした
そのときに
うやうやしく ....
埋もれた一粒の麦のことを
考えている

踏み固められた大地から
顔も出せず
根をはることもなく
暗澹とした深い眠りのなかで
郷愁の念を抱いているのか
夏天に輝く手を伸ばし
希望の歌が ....
ひだかたけしさんの帆場蔵人さんおすすめリスト(63)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
生命- 帆場蔵人自由詩618-11-7
一膳の箸へのオード- 帆場蔵人自由詩7*18-11-5
一粒の麦よ- 帆場蔵人自由詩16*18-10-31

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