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  どこかの駅で
  列車や言葉や人影など


  待っていた
  観念的な雪を肩に
  積もっていくにまかせ


  けれど沈む日の悲しさだけは
  わたしたちを灼いてい ....
  水子たちの
  うつろな口から
  明日が よだれのようにこぼれた
  舗装された道をわたしたちがあるく
  霧もないが月もない夜
  大声で笑いながらあるく
  ゆうべの夜汽車から
  わたしたちは悲しさをひろった
  たがいの指をつかい傷だらけの愛をかぞえ
  蒼くけぶる夏のかげに涙あふれるまま
  遠い山から朝日が耀くのをみつめた
  ....
印あかりさんの草野春心さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
冷たい駅- 草野春心自由詩416-7-18
水子- 草野春心自由詩216-7-18
曙光- 草野春心自由詩116-7-16

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