いつかの初雪はみぞれでした

おとうさんもおかあさんも
いつもより暗くいつもより早い
そんな朝でした

いつかの初雪はみぞれでした

バス待つみんなが
弱くなりつつあるそれを
寒そ ....
次の街灯までを何とか生きる

あの小さな光までを生き繋ぐ

何億光年先の?後の?心底の?天上の?

分からないけど、今はただ歩く

一夜一夜を、一歩一歩と

ふくらはぎのヒラメ ....
刺すような寒さとは
まだ刺されていないのに
おかしい

なぜ皆知ってるんだ
刺されたときの痛さを
何か私に隠してるのか

もしかして
刺すような痛さは
刺した時の痛さだろうか
胸 ....
たくさんの記憶がある

嫌な記憶が邪魔して
前に進めないこともある

気持ちは前を向いていても
何故か途中で進めなくなる

嫌な記憶が
徐々に薄まっていく
夢を観ていた

良い ....
街はいま
傾いて
春を呼ぼうとしている

四角いからだを
丸く嵌めようとした
壊しながら
(しかもそれを
愛と
呼んだりも
した)

うずうずと
傷む
気持をして
 ....

中学の教室では前席のおんなのこのブラウスは下着が透けて
授業か終わり起立礼の時に前がふくらんだスボンを
クラスメートに気づかれないかと
ヒヤヒヤした事度々あったよ

俺は
尖ったコン ....
イキイキと
毎日を充実して過ごせたら
それはまことにハッピー
かも知れない

けれど
私にとっては
何だか針を立てられてひたすら回され続けるレコード盤みたいで
イヤだな

針はいた ....
夢をみた

6歳も離れてるのに
同じ教室だった

修学旅行はハワイで
違う班になっても一緒にラベンダー畑に行きましょうねって
話してた

窓の外。校庭で体力測定をしてる
こんな ....
死んだらさ
じっくりじっくり焼かれてさ
灰になるまで焼かれてさ

本人痛くも痒くもないから
残酷でも
許されるんだろうな

親族一同が集まるなんて滅多にないけどさ
二人一組になってさ ....
もしもあの時
もうひとつの道を選んでいたら
今の私に出会えただろうか?

道しるべのない道の途中
知らずにすれ違う自分に
どんな声をかけただろうか?

もしも今の私より幸せそうだとした ....
 噂話で伝わる

 いい人ね

 食事御馳走になった

 荷物持ってもらった

 話を聞いてくれた

 過去形で

 未来への言葉がない

 やさしい人

 いつま ....
空はどこまでも広がっていて
終わりはない

まるで
君を信じる
僕の心みたいだ

下ばかり見てないで
見上げてみてよ

そして思い知ってほしい

僕は
この空がある限り
 ....
桜吹雪の舞うのは
春のみか――?
否、人々は気づかぬだけ。

目を凝らせば
宇宙永劫二度と無い
今日という日の花びらが
ほら、目の前に透けて

ひらひらと  
日当たりの悪いベランダで
洗濯物が乾いていく
気まぐれで買った麦チョコが
戸棚の奥で湿気っていく

あんなに好きだと思っていたのに
あんまり顔も思い出せない
あんなに好きだと思ってい ....
夏の終わりは 寂しさ置き去り
悪戯に荒ぶる 風は憂いの香り
揺れて乱れる 君の前髪
歩道のFlower 相変わらずの素振り
次第に萎むも 明日の光を信じ

フェンス背にして 視線飛ばしてる ....
わたくしは 帰路に立つ
その前に あるのが

記録できる 紙切れのような
薄っぺらい ものなのか

噛み切れぬ スルメみたいに
味わえる ものになるのか

全ては わたくし次第で ....
知らない街の中の
知らない道を走る

わたしは車で
おどおどしながら走る

知らない街の
知らないショッピングセンターで
買い物をする
産地も知らない野菜を買う

いつまでたって ....
 
言葉はいつも裏切るから

唇をあわせて

せめて、ぬくもりをちょうだい



 
人間とは

これに答えられる人は詩人

どうして書いてるの?

これに答えられる人も詩人

つまらない質問だね

書いても書かされても
言葉は言葉だから

人は詩人とは ....
わかっているのだ
燃えるゴミは火・木曜日
かんとビンは水曜日
古布と資源ゴミは土曜日
でも、間違えたのだ
自治会の方がやってきた
ゴミを突き返し、怒るのだ
間違えた、やってしまった
そ ....
YEWJI さんのおすすめリスト(20)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
いつかの初雪- TwoRivers自由詩6*21-10-29
次の街灯- クーヘン自由詩3*21-2-8
刺すような寒さ- 木葉 揺自由詩3*21-2-6
記憶- 夏川ゆう自由詩421-2-6
ものごと- はるな自由詩521-2-5
文房具ではコンパスが好き- こたきひ ...自由詩721-2-5
虚しい空しいむなしいムナシイ- こたきひ ...自由詩421-2-4
now_and- mizunomadoka自由詩321-2-4
大安吉日の日に- こたきひ ...自由詩421-2-3
もうひとつ- 妻咲邦香自由詩321-2-3
いい人- 佐白光自由詩4*17-8-18
言伝- 幸絵自由詩116-3-18
日々の風景- 服部 剛自由詩616-3-17
麦チョコ- 青井自由詩316-3-16
Happy_Birthday- 颯太@自由詩2*16-3-16
記憶- 藤鈴呼自由詩3*16-3-15
知らない生き方- 朧月自由詩216-3-15
せめて- 殿上 童自由詩15*16-2-1
人詩人- アラガイ ...自由詩6*16-1-28
テキトウに、生きる- うめバア自由詩14*14-9-21

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