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   甘くない珈琲を
   手の中で
   大事そうにしていた
   猫舌だと言って
   大事そうにずっと
   両手の中で



   十二月に降る雪のように
   ま ....
  雨が降る日曜日の午後
  雨宿りをした金木犀の木の下で
  電線に連なって揺れる雫を見ていた
  耐えるように震えながら
  世界を逆さまに映した雫が静かに落ちる
  君はその小 ....
ユメミ リルさんの嘉野千尋さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
十二月に降る雪のように- 嘉野千尋自由詩17*05-12-10
六月の二人- 嘉野千尋自由詩13*05-5-27

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