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そしてゆっくりと
身体から夏が剥がれ落ち
空虚するための九月がやってくる

白を纏う
夏のように
眩しさを反射するための白ではなく
とり残されるための 白

とり残されて
空虚する ....
発つ朝に
白い燕の飛ぶ夢を見た
と君は云った
そして窓辺の水栽培の
青いヒアシンスを
はじめて見るもののように見つめていた

この季節が来ると
ことに青いヒアシンスを見ると
 ....
鷲田さんの塔野夏子さんおすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
空虚するための九月- 塔野夏子自由詩8*17-9-1
白い燕- 塔野夏子自由詩6*17-3-31

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