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晴れた日の海のような青
遠い島まで泳いで行けそうな空
台風の落としものを拾う子ども
背中には
期間限定の羽
台風が去った朝に
台風の行方を考える
身軽なようでいて
実は
ひと ....
東の国の光が
樹々のさやさやに濾過されて
薄いカーテンにまるく形作られる
あれらは宇宙から帰ってきた魂
風が吹くたび
わずらいから放たれて踊ってみせる
おばあちゃんのことで覚えてい ....
何かおかしいと思うことのひとつは
庭の紫陽花のことだった
八月を迎えても その子たちは
いまだつぼみのままである
長すぎた梅雨のせいで
ウエハースはたちまち湿気り
紫陽花は許容力をはるかに ....
いとしいといわない
愛しさ
さみしいといわない
寂しさ
祖母と行く畦道
ふゆたんぽぽを摘みながら
手は
手とつながれる
枯れ野には
命の気配がして
墓所には
命だ ....
羽が落ちている
本体は見当たらないから
誰かが食べてしまったんだろう
羽は食べてもおいしくないだろうし
さしたる栄養もなさそうな
だけど
錆ひとつない
無垢な部品
ない、みたいに軽 ....
こたきひろしさんのそらの珊瑚さんおすすめリスト
(5)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
茄子の花
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そらの珊 ...
自由詩
13*
21-9-20
こもれび盆
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そらの珊 ...
自由詩
8
20-8-15
八月の紫陽花
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そらの珊 ...
自由詩
14*
20-8-7
小さな散歩
-
そらの珊 ...
自由詩
19
19-1-18
ひとひらの落とし物
-
そらの珊 ...
自由詩
16*
18-9-18
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