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さりげなさの青に染められて、
ひばりは空をゆく
かたわらを通りすぎてゆく風……
ひばりが想うとき、
なだらかな雲が追いかけては、
追う──
赤い月。夜の雲間を照ら ....
件は、ビル街の谷間を人に知られずにさまよう。件を見た者はない。人には見えないのだ。ある者は、件は影だと言い、ある者は、件は光だと言う。かすかに足音が聞こえるだけだ、そう言う者も。誰にも見ることはでき ....
椅子に坐っている。
その椅子は一脚の椅子で、
遠く空を眺められる。
それでもその椅子には二本しか足がなく、
片側にふれれば、わたしが揺れる、
片側にふれれば、世界が揺れる。
あの空 ....
センスで、感覚する。
あたしのラジオ波のソナー。
リッチ、リッチ。
タツノオトシゴの、
落とし前。
「おまえ、あたしを食べたかったんだろ?」
海の、
開き。
十分 ....
それは前に進む落下。わたしは音のない世界に迷いこみ、無音の音を聞く。それは花。それは実。それは果実。それは乳房。──それは女。それは男。林檎は世界を映しあったまま、白い広がりへと吸い込まれていく。─ ....
今日は退屈。
退屈だから、タブレットでポエム書くの。
かく言うわたしもさ……
ああ、いいや。それは。
空はまだら模様の晴れ、
さっきまでは雨も降っていたみたい。
未来を売り払っ ....
いとしさ、という最初のことばから始まるもの。
ささやかな4つのかけらによって、
重なりあう多くの想いがふくらみをもつ。
たとえば、い、と、し、さは、
地、水、火、風のようなものであっても良い… ....
わ、たし、のここ、ろにそっ、とふれるあ、なたの手はま、るでおおきな木、のこずえにやさし、くかたりかけるそよ、かぜのようでありそし、てあたたかくやがてすべ、てをつつみこむようになに、ごとかをささやきは ....
秋の始まりの日に、僕は思い出と思い出とを仕分けしている。記憶と幸福とを峻別する。何が答えで何が問いだったのかを分からないから。神さまは時どき贈りものをくれるよね、僕たちの手のうえに。それがたとえ、失 ....
あの雲に名まえをつければ、
消えてゆくまえに、あの雲の名をおぼえていられる?
ちょうど街の影にかくれてゆく前の、
消えてゆくまえのあの雲に。
赤い、いいえ、朱色、いいえ、オレンジ、 ....
凪ぐとき……
風の凪ぐ声がきこえ、
くうきが底にとけ出してゆく。
夕闇という名前のもとに、そこへ、
わたしたちの忘れていた思い出を想いだすために。
荒ぶとき……
....
人生の灰皿に手が届かない。
わたしって悪あがき、そうじゃない? 視界にはいつもブラインドがかかっている。
だから、いつもおかしな見方をしなければ、物が見えないね。
あなたってのんびり屋のおさぼり ....
つまらない朝の翌朝
何もなく 考えたくない
私の頬には きっと
アザのような憂いと きっと
果てもない希望とがあるのだね。
分からない 分かることのできない
企まれた理由が いま
私 ....
自信をなくしてしまっているのね
あなたは
何もかもなくして
捨てられた{ルビ花束=ブーケ}みたいに道路のうえで
眠ってしまっているのね
眼を開いたまま
こんな真昼なのに
あなたを恐が ....
風の種を、冬に播き、夏、嵐を刈り入れる。この{ルビ平原=ひらはら}はまるで、ユトランドの牧景の様に、野を、素朴の音が渡り、農人達が、{ルビ獲入=とりいれ}の厳かな儀式を行う。晩鐘色に田の覆われる秋、 ....
地上の楽園を探しに行こうと思ったら、
そんなものはないよ、と言われた。
じゃあ、と言って、
Can Doにマフラーを買いに行く。
もう少しお金を持っていたら、
多分、いくぶん高 ....
水平線を拒絶するために、
ああ。水になるのね?
水になることで、
水滴の一つを攪拌する。
ええ、それはありきたりの答えだったわと、
申し訳程度に贖罪して見せる。
風が吹く ....
こたきひろしさんのla_feminite_nue(死に巫女)さんおすすめリスト
(47)
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
etude
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la_feminite_ ...
自由詩
2*
19-9-8
ku-dan
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la_feminite_ ...
自由詩
3*
19-9-7
空が空の歌を歌っているのだろう……
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la_feminite_ ...
自由詩
2*
19-9-7
彼女は、砂浜で。
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la_feminite_ ...
自由詩
7*
19-9-7
サイレンス
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la_feminite_ ...
自由詩
2*
19-9-6
あなたの見ない……
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la_feminite_ ...
自由詩
2*
19-9-5
いとしさ
-
la_feminite_ ...
自由詩
1*
19-9-5
ファンクション
-
la_feminite_ ...
自由詩
3*
19-9-4
秋の始まり
-
la_feminite_ ...
自由詩
2*
19-9-3
etude
-
la_feminite_ ...
自由詩
4*
19-9-2
凪ぐとき/荒ぶとき
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la_feminite_ ...
自由詩
4*
19-9-2
ポエム
-
la_feminite_ ...
自由詩
4*
19-8-30
Waiting_Girl
-
la_feminite_ ...
自由詩
5*
19-3-3
無題
-
la_feminite_ ...
自由詩
5*
19-3-3
ドレリア
-
la_feminite_ ...
自由詩
9*
19-2-22
きっと、彼も
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la_feminite_ ...
自由詩
7*
18-12-30
それはありきたりの答えだったわと
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la_feminite_ ...
自由詩
7*
18-12-10
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