すべてのおすすめ
なんにもない
なんにもないこの界は
ただ白く白く輝いて
音を響かせ和んでいる
響く音はそのうちに
透き通った奥行き旋律
形造ってくっきりと
光の輪となりループする
あふれるあふ ....
何度飛び降りようとしただろう
日々続くこの原因不明の激痛に
その都度、何か引き戻す力が働き
こうして生きているこの己
一回目はただただ驚き
二回目は俄に怪しみ
三回目で了解した
....
遠い遠い遠い造形
しなやかに湾曲しながら 沈んだ緑の空間を 静かに静かに生き生きと 近づいて来る近づいて来る
呼ばれ聳える一つの像
(記憶の堆積を貫いて、
常に不断に潜むモノ)
....