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外から
窓を叩いている
さむかぜが吹いている
部屋のなかで
ふくらんだふうせんが
飛んでいる
鍵はかかっている
入れる扉もない
窓を叩き割ることも
思いつかなかった
ふうせ ....
井戸水の表面に映った三日月の先が
赤みどろに染まった
折り重なった葉の上で
崩壊をたずさえた少女の落涙
狂いはじめた
鈴虫の羽に
つぶやきのような雨しずくが
....
内気な髪の毛を燃やす
心臓の底で
なめらかな顎の先に
惑星がある
両腕の付け根のドアを開く
傷ついた銃声
傘の下で笑う
あふれる殺意で
階段を流れて落ちる
雨に
気がふれる
ゆがんで見える
横断歩道の白線が
濡れた足元のしみの
曲線が
....
ていねいな言葉をかさねて
だれがぼくの心を知るだろう
ひからびたぼくの腕の中で
目を覚ました人が
夢を見るのはもういやだ
と言いました
さめたぼく ....
着込んだ老人が
踏切りを渡りきれないうちに
死んでしまうのは
電車は通らなかった
車は突っ込んでこなかった
風は吹かなかった
杖を玄関 ....
俺は月を見ていた。
月は俺を見なかった。
おまえのことを
思い出し
夜はよく眠れる。
朝に起きる。
昼。
ショートケーキの苺を ....
ストーブの前で
きみの姿が消える
水がほしくなる
透明の重さのない
思い出にならない水
こわれたばかりの
ろうそくの炎が
いなくなったきみの吐息を
....
電車に乗ってるやつらの膝を砕き週刊プレイボーイの中吊り広告を見て勃起する
終電前の電車だ
吊り革の円がほんとに丸くて
消費者金融の広告の女のくどいほどの笑顔とホームの青葱まじりの大量のゲロ
役 ....
急傾斜
信号を待ってる間に
何度も死んだ
閉じたままの傘を
飽きて
植込みに投げ捨てた
車が走っている
牛丼屋のカウンターで
白のロング ....
かのこさんのカンチェルスキスさんおすすめリスト
(10)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
レコードの針はとまり、
-
カンチェ ...
自由詩
8
07-10-16
崩壊をたずさえた少女の落涙
-
カンチェ ...
自由詩
5
05-6-20
内気な髪の毛を燃やす
-
カンチェ ...
自由詩
1
05-6-18
任意
-
カンチェ ...
自由詩
6
05-6-17
うるおう
-
カンチェ ...
自由詩
10
05-6-11
深爪
-
カンチェ ...
自由詩
4
05-4-6
俺はショートケーキの苺がつぶれ落ちるさまを眺めおまえの心臓の ...
-
カンチェ ...
自由詩
6
05-3-25
前へすすまない水
-
カンチェ ...
自由詩
4*
04-12-25
ハズバンドの処刑
-
カンチェ ...
自由詩
5*
04-10-18
シフトダウン
-
カンチェ ...
自由詩
8*
04-2-3
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