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ひと足踏み入れば
彩る花弁の甘い香りが
しあわせの時を与えてくれる
いつの日も
六月の雨に濡れている足が
軽やかに茨を縫って進み
見え隠れする背中を追う
赤い薔薇、白い薔薇、あなたの ....
あれから
いくつ春を
数えたかしら
わたしの中に眠るあなたは
春ごとに目覚める
黒と白の斑尾模様の猫が
出迎えてくれた細い路地
人の気配が消え
静まり返った石畳
入り組んだ奥 ....
かのこさんのLEOさんおすすめリスト
(2)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
薔薇と背中と、止まない雨
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LEO
自由詩
33*
07-6-18
春ごとに沈殿する
-
LEO
自由詩
27*
07-3-23
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