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うさぎが死んでしまうのはなぜ?
さびしいってどんなこと?
知性?
感性?
本能?
全部?
うさぎってぼくらのこと?
さびしいとよわまるものなあに?
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もう金木犀の匂いがする
どこにいるのか探している
まだ都会の星空ていどの花
写真には写らないていどの花をみつける
それがどれだけ本当でも
欲張りすぎたらダメなんだ
....
玉虫色した憲法は
彼氏に撮られたエッチな写真とよく似ている
誰の手に渡るかで
身を滅ぼしてしまうあたりなんかそっくりだ
彼氏にエッチな写真など撮らせてはならない
憲法に玉 ....
あたしはぼんやりと窓辺に腰かけて木々のあいだに滲んでいる薄いオレンジいろを見つめていた。
母がいなくなった日もふつうに夕方がきていたことを思い出す。
小学生のとき母が出て行った。あたしと弟を残して ....
こころが減っていく
とめられない
思い出や
今起きていることが
それを加速してやまない
こころが減っていく
しずかに減っていく
夏が終わるように
遠 ....
欲望
それがぶつかる
大義名分をさがす
それはすぐ見つかる
涙
欲望
破壊
涙
再生
それがうつくしかったりする
それをうつくしがれることを ....
二つに一つではなく
二つにして一つ
それが足のうらで生きるということ
とおく球場が夜空に灯っている
町あかりが滲むように澄んでいる
ぼくらは史上最強のまんなかだ
....
いくつもの川が
ひとつの海にそそぐ
ぼくたちは
いくつもの川のようなものだ
ひとつの海にそそぐのだ
そこは罪
そこは花
罪はつぐなわれる
花はかれてしま ....
バスに揺られて教会に着いた
教会のそばに咲くタンポポに
虫の影が
まぼろしの縁取りのように過ぎていった
駅舎で見知らぬひとと待ち合わせるようにバスを待った
髭を生やし ....
ひとはプライドで生きている
それはある種の破壊衝動だ
破壊のあとには再生がある
それはある種の幸福の歴史だ
破壊と再生は連続している
ならばプライドで生きていこう
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