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かつて海なんてどこにもなかったよと喋る岩が言った
かつて心なんてどこにもなかったよとトカゲが言った
かつて、共感なんてどこにもなかったから孤独な主体なんてどこにもいなかったよと灯台下の藻が ....
淀みの中に心臓をふかく落としてしまった
不確実な手放しの感触と
俯角の鈍さに たゆたいながら
海水面ではずっと光が音を奏でていたのだ
遠い太陽には眩しい響きが共鳴していて
届かない明るい ....
遮蔽する人工物もなにもない!
球形をやわらかにくるむ白雲をも、ひとおもいにつんざいて
無音の只中に僕らは跳びあがる。
軌道上で目配せし合い、いざ革命の合図をしよう
地上から遙か虚無へと
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