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聞いていたのは、どこか遠くで
伝わるだろうか、こんな遠くで
割いた 空気の内に
清らかな居場所があるという
だれも知れないそんな居場所が
帰らないのか、帰れないのか
解らないのは、当たり前 ....
明くる日の 朝がくる 日射しゆく 赤日か
月のなる 夜がある 星もなく せいぜいか?
轢く 人を轢く 出来るだけ粗く 出来る限りの
(岐路に立つ脚が沈みゆく真昼日の低空に私は僅かばかりの人生ー ....
君みたいな人間はクズだよ
テーブルに残された一枚の書き置き
肺が嘆くまで息をこらえて
金魚すくいみたいなプラットフォーム
はしゃぐ若者と自分の靴を比較する
「俺の笑い方、マニュアルに載るらし ....
サイレンが鳴り、正午を呼ぶ
けだるい声はアカシアの雨を歌い
直後に威勢ばかりで縁取られたシュプレヒコールが
アンポハンタイを叫ぶ
(アカシアの雨とは、どんな色だろう)
浸りすぎてしまった ....
病院帰りにコンビニへ入り
いつものように雑誌コーナーへ向かい
いつものように
立ち読みしている学生に
カロリーをチェックしている女に
記号化した挨拶を繰り返す店員に
社会を回している奴らす ....
真実を虚偽で割ることと、真実を水で割ることは
いったい、どちらが罪深い
しかし天秤が水に傾くことは当然である
たった今
目の前を蜘蛛の子が落ちていった
重力を欺けた試しがない
うち ....
その木はずっと見つめていた
なにも言わずに見つめていた
荒れた土地が整理され
人や動物が住みだし
生活がつくられていく様子を
爆弾が落ちて
焼け野原になり
それでも息を吹き返 ....
また
死に損なった
農薬の量を
少し怖気づいたせいだろうか
うまく見えない天井を眺める
自室の机の上の遺書はまだあるのかな
誰か読んだのかな
ああでも生きてたら遺書とは言わな ....
小林、と書き
こばやし、と読む
こりん、と呼ばれた可愛い昔
しょうりん、だけは辞めておけ
寺を足したら御法度だ
言ったが最後
寒空の下、原付に乗せられ
安酒を買わされる
彼は、 ....
生きるという事は誰かを傷付けるという事
産まれるという事は母親に痛みを与える
成長の過程においても、幼い内は親の手を煩わせ
昔、街の雑踏に何気なく捨てたペットボトルを
誰かが踏んで怪我 ....
わたしに
ひとひらの
あかいろをにぎらせて
とおくなっていく
ちいさなはね
ぼんやりと
薄青い影色をみていた
ときたまうねり
わたしはちょっと
こわくなって
拠り所を探す
あ ....
夜の寂寞に
つめたくなった血管を
気紛れに溶かす、ぬるい血流
xxxxxx
押し付けられた
拡声器の声に
日常を遺棄し耽溺する男
羊小屋の傍らに伏す
三つの弾丸で飾られた女
絶え間な ....
伊藤 大樹さんの北井戸 あや子さんおすすめリスト
(12)
タイトル
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カテゴリ
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日付
'16_とある解夏
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北井戸 ...
自由詩
3
17-11-7
無題_2編
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北井戸 ...
自由詩
2
17-11-7
或る翌朝
-
北井戸 ...
自由詩
3
17-8-21
アカシアの雨
-
北井戸 ...
自由詩
5
17-8-21
失踪するための
-
北井戸 ...
自由詩
3
17-7-19
道端挽歌
-
北井戸 ...
自由詩
8
17-1-31
その、木
-
北井戸 ...
自由詩
4
15-9-20
下書きでおわる
-
北井戸 ...
自由詩
1
15-1-21
小林
-
北井戸 ...
自由詩
6
15-1-15
無傷すぎる
-
北井戸 ...
自由詩
1
14-12-29
鬱血
-
北井戸 ...
自由詩
1
14-12-18
不明瞭の憂詩
-
北井戸 ...
自由詩
1*
14-12-17
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