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詩の中に生活を持ち込むことを嫌う人は一定数いる。さらに、詩によって人生に直接触れることを嫌う人もまた一定数いる。詩は此岸の出来事を扱うものではなく、彼岸へと飛翔していくものだ、そう考える人は ....
金木犀が静かに燈る
花びら一枚一枚が
一つずつ詩を破壊しながら
自らを誰にも捧げず
何物をも説明しない
人間の意味づけを
ことごとく拒絶することから
あの橙色が生まれているのだ
....
墓参りに出かけて
墓石の前にたたずむと
墓石に映った自分の姿が見える
墓石に映った世界はあの世のようで
私はあの世からこちらを見返している
あの世は墓石の暗い色で覆われ
いつま ....
吹く風に涼しさが混じり、蝉の死骸は夥しく落ちた。夏はまさに終わろうとしていた。だが今年の夏はただの夏ではなかった。私は勤めている会社を辞めるかどうかの瀬戸際に立たされ、自らあれこれ相談や交 ....
最も幸せな人は木の上に住んでいる。風の満ち引きに体温の波をぶつけながら、細い枝とともにしなり、足がかりは隙間だらけで険しい空間を縫っていく。時たま地上に降りては大地の囚われの不幸を確認し、全て ....
起きた時喪失を感じる。夢を遡り昨日を遡り、どんどん過去へと逃げていく私の心の半分。私は朝起きるたび心が半分になる。そして、過去へと遡って行った心は決して帰ってこず、その代わり消え去った思い ....
オダカズヒコさんの葉leafさんおすすめリスト
(6)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
社会の中に生きる者として詩を書く
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葉leaf
散文(批評 ...
5
15-10-12
金木犀
-
葉leaf
自由詩
3
15-9-6
墓
-
葉leaf
自由詩
4
15-8-22
夏の終わり
-
葉leaf
自由詩
3
15-8-15
幸せな人
-
葉leaf
自由詩
3
15-3-7
起きたとき
-
葉leaf
自由詩
7
15-2-17
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