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夕暮れになると
ばくは星間に漂いはじめるのだった。

追いつめられてすきとおっていた
声なき声は銀河の構造
肉体を失って誘いを待つあなたは光の粒子
粒子は崩れぼくは光速で見えないあなたを通 ....
僕にとっての暗いポエムは
少年期のマスターベーションのような衝動で

始める前の高揚感と 終わった後の暗い気持ちと罪悪感

暗さを避け 走るぬけるような衝撃を
暗い前髪に 風で切れ目が入る ....
船の停泊しない
図書室には
匂いがない

ブラインドの隙間から
斜陽
カウンターに落ちた
向こうで
司書が背中の羽を
二度動かす

白い付箋のはられた
いくつかの椅子は ....
名前も無い猫がいた
茶色い三毛猫
いつも気付いたら庭にいて
ひとしきり私と遊びまくると帰っていく

名前も無い猫がいた
茶色い三毛猫
名前なんて付けられなかった
猫は気紛れで気付いたら ....
昨夜の悲しみに滴る

夜空に堕ちてゆく自分の影を眺めながら

愛を探し

小さく光る星が瞬く

あなたを見つけたよ


もうこんな暮らしはごめんだなんて言いながら

夢に付き ....
画用紙に書いた思い出を
消しゴムで消してゆく
書き込む時と
同じくらいにていねいに

そしてうすくけばだった
画用紙を抱えたままで
真っ白になりました、と

少しだけ泣いた
  
 ....
声の限りに叫んでも
この無音の部屋では響きもしない

青い涙や赤い血を流しても
この無色の部屋ではシロクロで

ただただ、
心の痛みに支配されたこの部屋で
私は待っている


声 ....
無限っていう底なし沼 希望っていう道すじ
完璧っていう巨大な壁 希望っていう蒼い空
そして運命という 闇?それとも光?
利用したい時に利用する そんな言葉であっても
誰かは闇といい 誰かは光と ....
カーテンから漏れる日と
液晶の画面だけ
私の顔を照らしてる

胸に鉛を抱えたまま
キーボードを叩いた

誰も・・・誰も・・・


ビシッ!!

不意に胸を射抜いた音に
窓の外 ....
泣いているこどもは
湯気が立っていて
かわいい匂いがする

抱き締めて
頭に鼻をくっつけて
くんくん嗅ぐよ

産まれたてのときは
わたしの内臓の匂いがした

今も少し
する
 ....
コウちゃんはどうも
歌うのが苦手らしいと聞いて
ギターを抱えて
コウちゃんのところに行く


行ってはみたものの
お互い知ってる曲というものが
実はないのだ
君が代、とか
それは ....
立ち並ぶビル群の幽霊
ビル風が吹き抜けると
敷かれゆく風の線路の上
滑らかに空中列車は行き交う

乗客は皆視線を落とし
日常に見つからぬ出口を
携帯電話の画面に封じ込める

 「 ....
*
目覚めると音のない世界
カーテンの隙間から灰色の光が射している
明けていくカーテン越しの光のなかで
青磁の肌が鈍く輝く

この部屋はこんなふうに朝を迎えるんだね。
僕は君を置き去りに ....
どうかこの拙い{ルビ詩=うた}に

あなたの気持ちを詰め込んで

最も大切な人に捧げて下さい

あなたの気持ちがしっかりと

その人に届くまで

私はここで祈っています
ほら
こうして
鈴をつるしたフラスコの
空気をだんだん抜いていく
鈴の音はやがて
震えるだけの記号となって       

あのフラスコにわたしは
どうしても
ティンカー・ベルを入れ ....
離衣さんの自由詩おすすめリスト(15)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
我がうちなる銀河を低空飛行する- 五十嵐  ...自由詩3004-12-16
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図書室- たもつ自由詩3704-10-21
名前なんて- ふじわら自由詩4*04-10-20
四等星- Wish自由詩2*04-10-8
もう一度- umineko自由詩1204-10-8
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ある晴れた午後_- 木葉 揺自由詩5*04-10-6
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空中列車- 服部 剛自由詩25*04-10-3
ANOTHER_GREEN_WORLD- カワグチ ...自由詩51*04-10-1
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真空フラスコとティンカー・ベル- umineko自由詩45*04-9-20

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