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そうして物語の行間
壊れた時計から逃げ出せない二人は
互いの体臭を帯びた愛の上澄みのやるせなさが
ゆっくりと肺を満たし魚に変わるまでの昼と夜を
ナイフのような耳で削りながら冷たく灯していた
....
横殴りのことば
ひ び 割れた
音 階
吹きっさらしのあなたの庭で
浮浪者のよう
わたしは 火を焚いて 鍋をかけ
煮ても焼いても喰えやしない
虹色の肝 ....
わたしはわたしの詩の中から
書いているわたしを見つめていた
ある日それは贅肉を削ぎ落とす行為
やがて臓器を切り売りして
かつて愛したものの首を絞め
部屋中に灯油を撒いた
見限ることにしたの ....
やわらかい殻にいっぱいの息
わたしは風船だな
見える触れる存在を
地上に繋ぎとめているのは
幼子の手のひらのような柔らかい絆だけ
父の肩車でぽってり眠ると
結んだ力 ....
青臭い茎を裂いて
心地良さげに破綻の痛みを噛み潰す
細道だらけの旅が古着のように似合っていた
友よ
ただただ蠱惑な蛤の歌声が
あの括れた坂道から
忘れ物の顏でそぞろ出でる
ああ無明のチ ....
やぶうちあいさんのただのみきやさんおすすめリスト
(5)
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イメージだけがひとり歩きだす場所で
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ただのみ ...
自由詩
17*
14-12-17
愛はくちびるから零れ腐る水
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ただのみ ...
自由詩
17*
14-12-3
乖離の音
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ただのみ ...
自由詩
17*
14-11-29
ぷにゅーま
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ただのみ ...
自由詩
12*
14-11-26
鬼映
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ただのみ ...
自由詩
19+*
14-11-19
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