すべてのおすすめ
「ニートこそが革命の先駆!」とマルクスは云うのだろうか云わないだろうか (題詠「ニート」)
きみにだけおしえてあげる(ないしょだよ) 「ここからここが象の足首」 (題詠「足首」)
○●●○ ....
月曜日赤子の代わりに「うを」を飼う子宮の中でひれがたゆたう
「うを」のかげ腹の中より出でにけりお祝いをするの火曜日の夜
水曜日部屋の窓辺を遊泳す私の「うを」はきれいな人魚
....
(ここでは宇宙をスプと言います)
最前列右の左のスプを見た見たもの全て衛星で死亡
(ここでは宇宙をンと言います)
ンの声がロケット破壊しつくしてβ・γ線上の{ルビAir=アリア}
....
秋空は透き通るほど美しく手を伸ばしては溜息をつく
{引用=高速で回転している花束を見ている朝の洗濯機の前
小窓からしゃぼんの香り飛び出して空に散らばる雲の石鹸
仰ぎ見る雲は雨雲どんよりと黒い何かをぬぐえぬ散歩
....
ブランコに51kgぶらさげて光らすための助走をつける
20歳になったら生きる意味がない崩れるための両足で立つ
空っぽになるのに伴う痛みならどこでなおしてもらうんだろう
....
あの夏を ふと思い出す 今日の午後
かりそめの恋 胸あたたまる
君と手をつないで見てる赤い空 春の毒皿どこまで喰らおか
満ちてゆく月を恨みつその日まで素知らぬふりで花摘む逢瀬
かの人を心で百度斬ったとて力なき手は髪を梳くだけ
つい ....
「人間て、恋する機械なのね」って指でアポロを割る君の声
親指と人差し指についている二色のチョコは既に乾いた
表面のぎざぎざが消え無秩序になってしまったアポロに「ごめんね」
四文字のあ ....