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鉄は不可思議の組み合わせ
ひとつにひとつ
燃えさかる蛇
器の海を呑み干すけだもの


灰の駅 灰の汽車
川底を浚い
放る羽
光を終えた光に群がる


凍えた青空 ....
窓の内を飛ぶ鳥が
ますます大きく ますます遅く
重なる紋を浴びながら
粉の光を泳いでゆく


触れることなく覆う雨
横へ横へすぎる雷鳴
見え隠れする鳥たちの
波ばかり ....
鳥のそばに鳥が降りて

と つぶやく


すると色は
色をやめるのだ
指さえ かなぐり捨ててまで


目は とうの昔に
泡のものだから
灰を踏みしめ 灰を廻る ....
紙の鏡が風のなかにあり
風ばかり映して黙っている
光の重さに
歪みまたたく


覆うことなく
重なることなく
ただ端は端に
先は先に触れ火を放つ


地に降 ....
触れようとすると
指は変わる

漏れ聴く 光


見ているものは
既に違う

遅い 光


雨のはじまりを鳴く鳥に
枝はまぶしく満ちてゆく
羽と幹と音のはざ ....
百均さんの木立 悟さんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ノート(冬の蝶)- 木立 悟自由詩615-11-1
迂回路と虹- 木立 悟自由詩515-10-26
ノート(午後のかたち)- 木立 悟自由詩914-9-11
ひとつ_湛える_Ⅱ- 木立 悟自由詩514-7-17
降り来る言葉_XXX- 木立 悟自由詩607-5-21

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