枯れ木を集め
キャンプファイヤーを囲み
酒盛りをする

原始の力を競うように
空になった瓶を海に投げた

あなたに免じてと
きてくれたのに

ビーチへ向かう途上で
車をおりた
 ....
本当は教えたくない場所がある癒やしの風が吹き抜ける丘

二人して自転車に乗り海岸の側にあるカフェ目指して進む

心から溶けて無くなる不要なもの学び尽くした後の残骸

影が濃い真夏の色は全て ....
その程度のものなんだよ、図書館でミント味のコーヒーどくどく、血液みたいね、こぼしながら、単なる五億としての私をみんみんとあの人の言葉が引き伸ばしている。本当に本当に、いらなかったんです、

(館内 ....
ぐおんと
いしきの
たきつぼ
おちれば

あぶくに
つつまれ
呼吸の
できない
じぶんが
いた

『 尾鰭よ!』
と、つよく
念じる

「 ねぇ、きみ ナイーブ とりか ....
そうなんだよ

大スターも日常は

日常でいそがしい

そうなんだよ

大犯罪者も人生は

人生でせつじつだ


人間なんだ

どうしようもなく

ロレックスが時を刻 ....
痰に執着が絡んで上手く吐き出せない

過去に想いを馳せて 石橋を叩いて 渡らない

 どの様な姿が陽に当たって影は無念だったのか
 それとも地平線まで心は太平であったのか
 おぼろげな足取 ....
ぶらんこの夕べはいつもさみしくて百を数えておしまいとする

日陰にはどくだみの花みっしりとわたしは毒を愛しています

砂山に取り残されたスコップは誰かの置いた傘の中にて

夏になるほんの少 ....
乾電池直列にして豆球の限界を知るごとき失恋 たとえばある種の硝子を隔てて
見つめても そこには世の冷たい写しと
見飽きた己の顏しか見いだせないのだが
硝子の向こう 不可知な領域からは
こちらの姿が逐一観察できるように

ひと筋の時の ....
屋上の鍵を開けてほしい。
それはどこでもよくって、たとえば学校、病院、あるいは都会、夜の空。
どこでもいいから、逃がしてほしかった。
青春とか、出来合いの言葉でなぐさめないで、あなたの情熱で、思 ....
寝起きの
かすれた視界でも
はっきりと片腕が
太いのがわかった

昨日
止血したせいかと思う
腕をまっすぐ上げよう
治るかもしれない

すると
タクシーが止まってしまう

横 ....
言葉のたりない夕ぐれは

悲しみばかりが増すようで

いのりが言葉にのらないんだ

あたらしい朝でも来れば

疲れはとれて涙はかわいて

たぶん大切なこと思い出すよ


駐輪 ....
あなたの腕と私の脚が 
幾何学的に重なって
ミルフィーユ様態の発熱体となる
右腕の先から頭を伸ばせば
男の背中ごし 悠々と輝る月が見えた
まるでこの土から派生して生い茂った多肉植物のよう
 ....
お金を払わずにSEXするなんて不純極まりないですよ
そんな金も払わず抱きつ抱かれるなんて
どうかしてるわ
勘違いも甚だしい
脱いだら銭握らせ、触らせたら1枚、舐めたら2枚、入れたら5枚
正々 ....
明日は嘘しかつかないぞと決めて
枕を抱いた
会社を休んで無人島に行った
波が話しかけてきて椰子の実をくれた
「人と話すのはひさしぶりなんだ」
生まれてから死ぬまでを考えれば
そんな日があっ ....
チェスのオープニングに
苛立ちながら
不味いコーヒーを口に含む

朝からセントラルパークの
群衆を惹き付けるだけの
気力が沸き起こらない

相手のGMは
シシリアンディフェンスで
 ....
いっとき
誰かをおもい
泣いたとしても
朝が来れば
人は顔を洗い
食事をし
読みかけの本の頁を開く
晴れていれば
陽を浴びに出かけ
つばめが巣立てば
ほほえむでしょう
四葉のクロ ....
長文及び乱文のごとく酒 依存症の集会所に
ジンジャーブレットマンが並んでる

俺たちを試すように
キャンディケインを持って
そうだったよね
くねっとすること

ぺとっとして もぞもぞして
変な感じがそのうち分からなくなる

それって変態じゃない?
とわたしが言うと

とてもすまなそうな顔をしながら
胸に ....
 
パンツが脱げない

言葉からパンツが脱げない

たった一枚なのに



 
赤ん坊は
夕暮れに
いつまでも
放り出されている

大人は
夜に
かえっていく

夜じゅう
あのときは
美しかったと
小さい声で
話している

顎に火を受けて
あの ....
  半刻ほど前から
  組んでいた指をほどいて
  あなたが落とす銀箔に似た笑み
  ガソリンじみた水溜まりにひとつ、
  爛れたショパンがしゅんと跳ねた
意味あり気にゆっくり沈む
巨大で感傷的なひかり
あれは詩ですか?
いいえ、
夕暮れです
毎日違う角度で訪れる夕暮れです。

公園の隅で地面に寝ている
赤や黄色
あれは詩ですか?
い ....
【たまきはる】


珠さんが きはりましたのや
珠のような肌のお方でしてな
おおけな光の珠のようでしたな
魂というものに あたたかみというのが
あるのでしたら きっと夕日のよう ....
まいにち目にわかるほど大きくなっていくのに、娘はきちんと娘のかたちをしている。一日にすくなくとも一度はどうしようもないほど叫ぶ娘を抱いて、鏡や暗い窓にうつる自分のすがたを見せてやると、泣きながら( .... ただ過ごすことだけできる動物の輪郭線をなぞってみても じっと見つめる白いディスプレイ
画面の深淵に広がる混沌
ぼんやりとした影がふるえているのだが
コーヒーを一口 指先で机を叩き
たばこを一本 目を閉じ頭に爪を立て  
五分 十分・・・
一瞬 ....
“散文と詩歌は繰り返され予言は成就する”

古い書物を胸に抱き
金平糖のような星が散らばる
空を見上げた
きっと宇宙は
ちっぽけな存在が考えるより
遠くて近い
きみなんて
もっと ....
1.

朝、ベランダで
立ちんぼのまま夜をすする

まだこーんとした空を
盛りのついた飛行機が
西へ、西へといそいでいる

髪をかきあげる
色の抜けた毛先を透かしながら
42リッ ....
楽歌さんのおすすめリスト(49)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
suns_regret- mizunomadoka自由詩215-9-30
真夏- 夏川ゆう短歌215-8-25
モウモクちゃん感傷- 初谷むい自由詩215-8-5
黒曜日- るるりら自由詩12*15-6-16
中居くんのラジオ- 吉岡ペペ ...自由詩215-6-15
右腕と左腕の狭間に- 朝焼彩茜 ...自由詩12*15-6-11
公園だより- そらの珊 ...短歌13*15-6-10
乾電池直列にして豆球の限界を知るごとき失恋- 北大路京 ...短歌415-6-9
長くも短くもなく終わりも始まりもまた- ただのみ ...自由詩18*15-6-7
嫌いになってよ- ユッカ自由詩515-6-7
腕を上げたら- 小川麻由 ...自由詩5*15-6-6
大切なこと- 吉岡ペペ ...自由詩815-6-5
◎影合わせ- 由木名緒 ...自由詩1415-6-4
下品な聖- 秋也自由詩115-6-4
whatever- mizunomadoka自由詩715-6-3
私の1日- 花形新次自由詩315-6-3
天を見つめるということ- そらの珊 ...自由詩23*15-6-3
長文及び乱文のごとく酒- 北大路京 ...自由詩515-6-2
alcohol_sex_drug_dependence- mizunomadoka自由詩215-6-2
コロポックル- 鵜飼千代 ...自由詩25+*15-5-29
書けない- 殿上 童自由詩23*15-5-25
100- イシダユ ...自由詩814-11-9
爛れたショパン- 草野春心自由詩914-10-29
現代詩入門- 左屋百色自由詩20*14-10-29
夕陽のように温かい物語_三篇- るるりら携帯写真+ ...11*14-10-28
金型- はるな散文(批評 ...5*14-10-24
_- 阿ト理恵短歌1*14-10-23
神様とぼく- イナエ自由詩16*14-10-23
天地動説- 衣 ミコ自由詩414-10-23
SOUP- 平井容子自由詩914-10-22

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