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涙の分だけ人は強くなるだなんていいます
どうも僕は例外のようだ
どんどん浸食されるかのようにぼろぼろになるのです
涙の塩分が錆びさせていくようです
そして今や海綿のように穴だらけで涙を吸ってぶ ....
君 雑踏の中 僕のお尻 触る
ちょっとうれしい
今度は 僕のお尻 ぽんぽんとたたく
またちょっとうれしい
君と僕は恋人
夕べの手触り 夢心地
夢？
君と僕
恋人
恋人だよねえ？
恋 ....
コーヒーショップの狙撃手
カウンターのガラス越しに通行人をバンバンバン
でも平気なサラリーマン
互いにしがみつく恋人達
倒れやしないな
待ち合わせの時間はとうに過ぎた
約束の場所がここ ....
あの娘は幸せだったと言った
僕にはわけがわからない
ただ繰り返す夢を見て
白夜のカーテンを開けられずに
壊れた歌を歌っている
ひりひりと圧倒的な悲しみが
染みついてしまって
次のペー ....
僕は左足で右足を蹴っていました
何も感じません
もっと強く蹴ってみました
何も感じません
もっともっと
それこそリバウドばりに蹴ってみました
ちっとも感じません
いいんだ
僕は ....
寝ぐらのないカラダ
雨の日には律義に痛むヒザ
震える月が青白く照らすプロムナード
血液の中に忍び込んだ美しき女
刺青の花は枯れることを知らず
消えることもない
生きていけるのか
....
