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なめらかな時間のなかを
女がひとり
黙っている
場ちがいな寒さをたえながら
来るはずのない返事を望んでいる
皮のない果物のように
傷みやすい夢であった
塩と水と みじかい詩と
あとはすこし体温があれば
生きていける
たぶん
あなたがいなくても
時間という途方もない罪のなかで、許されるとしたら何があるだろう。たとえば夜、わたしは座って往来を聞いている。電車の行き交う音とサイレン、携帯電話にむかって笑う若いひとの声、風。時折虫が、(蝉だろう ....
竹森さんのはるなさんおすすめリスト
(3)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夢
-
はるな
自由詩
6
14-8-28
あとはすこし体温があれば
-
はるな
自由詩
6
14-8-21
穴は穴ごと穴のまま
-
はるな
散文(批評 ...
3
14-8-21
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