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咲くものを追い
影は葉のように落ち
描かれた歌を隠した


ふと混じりあい
ふと離れ
振り向き
微笑む日


影は速く
光は遅く
まわりつづける


 ....
夜をひらく火のように
あなたがひとりひらかれるたび
わたしもまたひらかれます
冷たい湖の前で
空をわたる音の前で
野を分ける火のように


あなたが放った色として
 ....
がんじがらめ
ゆうべの龍
さらした光
たなごころ
虹の根元を
地の夜にひたす
まわるまわる鋭角の
ところどころが蝙蝠の属
黒の流れに映る紅
散ってはひらく葉の ....
魚の群れが夜を飛び
鱗と涙を落としては
何も無い地を焼いていた
火の端々が鳥になり
さらに暗い夜へと去った


雲と砂の波のなかで
魚は涙を閉じていった
白と ....
水たまりに映るいさかいと雲を
雨がゆっくりとかきまぜる
人は過ぎる
空は過ぎる
水たまりの底のむらさきに
次の空がやってくる


鳴き声のように震える音が
どこから ....
花が居て
狂いたい
と言った
なにもしてやれないので
川にうつる枝のなかに立ち
はらわたの森をひらき
ここにお入り
と 言った


蝶が来て
狂いたい
と言 ....
陽向さんの木立 悟さんおすすめリスト(36)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
奏者- 木立 悟自由詩603-10-7
こがね- 木立 悟自由詩503-10-7
ノート(40Y.10・3)- 木立 悟未詩・独白303-10-6
先魚進紀- 木立 悟自由詩703-10-6
冬と光- 木立 悟自由詩803-10-6
ノート(緑透火)- 木立 悟自由詩1703-10-6

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