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小学生時
休み時間の校庭で
クラスメート達と遊んでいる最中
ふと空を見上げ

僕は目撃した、

覆い尽くしていた黒雲が割れ
空の青が裂け
燃える光の帯が
遊ぶ無数の生徒達を
ギラ ....
霧がかった雨の夜
去来した家庭
一晩にぎわい
静まり返る 覚醒

(擦過音だけが執拗に

頭の中 残響し続け)

捧げた愛は忘却され
見事狡猾巧妙に
裏切られた絆

8、9、 ....
巨大な光球の数数、
雪の原野真上に
収縮膨張繰り返しながら瞬き
立ち竦む少年を凝視し無言のコトバを送る

<忘れるな

我々がおまえの存在に

常に関与していることを>
 ....
川はあちこち
淀みをつくりつつ
流れ流れて大海に注ぐ

澱みは停滞、流れ止め
澱みは深く、流れ殺し
澱みは腐敗、流れの死

清流激流
流れの源頭
水は緑の苔群落に
プスプス湧 ....
一人のタマシイ
踊り廻る幻覚のなか
独り在ること 瞑目し

漂う秋の甘やかな香に
愛の繋がり失いながら
一年の時が過ぎたこと

両手のひら打ち合わせ
澄んだ響きの木霊
耳傾け区切り ....
私という息継ぐ存在
他者という息継ぐ存在
 ふとした縁で繋がり
  連動し始める
   この驚きよ

(四日前に 
突然の大動脈破裂で死んだあの人は、

俺の身代わり

生きて生 ....
あなたは
逝ってしまった、
三十年前の来月今日
永遠に
永遠に追いつけない
のは
だから解っている

けれど、

この願望は濃くなる
ばかり
この思いは想いは
オモイ

 ....
枝葉に付着した
無数の小さな丸い水滴      銀の透明
は、
照らしだす光に 光を通し輝く

光そのものは見えずに
只、
銀の透明響かせます

無垢なる人の魂に
秋雨、降り続く夜
傘もささず
両手広げて
瞑目し歩いていたら

「君は独りで何をやっているんだ?」

巡廻中のおまわりさんに呼び止められ

「や、なんか情欲が芯部から噴き上げて身体が ....
空いた穴
開いた穴は
茫漠と広がり広がり続け
秋雨に濡れ
崩れ落ち
瓦解を止めない黒土の縁

喪失の上塗りは
肉を蝕み
麻痺する魂
一人生の円環は閉じかけ
独りから独りへ

 ....
最後の最後は
己の身体の生命力
己の魂の忍耐力のみ

何故なら、
愛 ハ 自らの奥深くに
生きて在る のだから
二十代後半、夏の三千メートルの岩陵から墜ちた時のこと−

次から次に
岩にぶつかりながら
肉体の感覚は麻痺していく一方、
意識はより鮮明となっていく

宙を舞い墜ちながら次第、
次はあ ....
銅線で
脳神経を
キリキリと
縛り上げていく
のは快感だろうから
この夏の夜に画策する

までもなく
渦巻くハンマー音の波
ラバー壁に弾き返され
夜半過ぎに獰猛な咆哮
で復讐を開 ....
蝉がひっくり返り動かなくなっていた
マンションエレベータ前のコンクリート床の上で
僕は危うく踏みつけるところだった
何もこんな殺風景な所で死ななくても
僕はそう思いながら摘まみ上げようとした
 ....
動かない川の水
淡い陽光に照らされ
タールと銀の陰影混交
濃密に静止して
対岸の雑木林
そよとも揺れず
木々の隙間から
白い空間 奥まり覗く

凝視されている気配

確かにアカ ....
唇が口笛が造形する
音響銀河
銀のヒビキ
波紋広げ渦巻く渦巻き

疼く身体
降りしきる雨に
疲労し尽くしながら
既に放擲された己
絡みつく白腕払いのけ
欲望を
情熱を
衝動を ....
真夏は
巨大な安穏スクリーン
透明な被膜の内側を
ふわふわ微睡む
人、森、猫

唐突
道路に
空いた穴
その深淵は
弾け飛んだ信頼の重み

傾く生を朦朧と
夏の熱気に曝け出し ....
     海だ
 荒れ狂い、渦巻き、
静まり返って包み込む
  青い蒼い碧い
  無限の広がりだ

私を呑み込んでくれ
  殺してくれ
  生かしてくれ

その波打つ柔軟な腹に ....
なんにもない
なんにもないこの界は
ただ白く白く輝いて
音を響かせ和んでいる

響く音はそのうちに
透き通った奥行き旋律
形造ってくっきりと
光の輪となりループする

あふれるあふ ....
光、響き輝く
内底から内底から
響き輝く、光
 創造され創造され
光、響き輝く
  広がって広がって
響き輝く光
   闇の領域、貫く


閉域を逸脱し狂い
魑魅魍魎跋扈跋扈、
 ....
暗闇迫り
バタフライ飛び回る
紫と黄の鱗粉を撒き散らし
なんて美しいのだろう
どうして誰も気付かないのだろう

誰も居ないからだ
衣を剥がされ
さ迷う誰も

喧騒の街と悲鳴の肉
 ....
心が火照っているうちは
心が急いているうちは
詩は生まれないよ

魂がズキンと静かに脈打った時
詩の言葉は落ちてくる
 宇宙を舞う詩の言葉が落ちて来るんだ

興奮は不安と恐怖の裏返し
 ....
海が
光の海が
 広がる狭まる
  明るみ眩んで
  暗まり遠退き
 揺らぎ揺らいで
静まる感覚
奥まる意識


秘かな降臨
 気づきの一瞬
  凝視の息切れ
   いつもの ....
む おん
移動していくモノの影、

独り在る茫漠の床で

眠りの底から掻き分け掻き分け

異界の異様な感触を

意識の触手、体に刻む


ム オン
夜陰にひっそり回帰し。
わたしの苦しみは
わたしの苦しみ
あなたには体験できない

あなたの苦しみは
あなたの苦しみ
わたしには体験できない

この世界の美しさは
この世界という美しさ
わたし達は体験でき ....
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