すべてのおすすめ
・さよなら

さよならという始まりがある。あったって誰かに聞いたことないかもしれないけど。樟脳の香りが指先に伝わるまで、ゆっくり肘から駅のホームの端っこまで手を振っていよう。

　.... すごい勢いで
サイレンが幾度も通り過ぎ
私を追い越して
角を曲がり　止まる
止まる

真夜中の繁華街
わらわらと
遠巻きに人が集う
救急車　パトカー　
赤いライト　無線の声

　.... 白い机の上が世界の終（つい）となりまして、

茶封筒の破れた端を触りながら月が沈みました。

あと数時間。

壁に貼ったあなたの継ぎ接ぎは接着力の低下で

堕ちていきます。

　.... （数字が壊れている）

夏で、いつもより心臓がゆっくりうごいている。
わたしたちは逃げてきた、盗んだものをぜんぶ
忘れるために。おもいのほか空気はおもたくて、
指が濁ってる。天井を塗る途　.... 色味の無い世界に
たった一人だけ鮮やかに舞っている君
美しくはないよ
汚れていないだけだ
眺めているだけで鮮やかになれる気がするよ
ゆっくりと砂になっていくように
僕は足元から錆びていく
　.... 　　わたしの心が
　　くらげのかたちになったら
　　会いにきてくれますか



　　手のひらに月をすくい
　　くちびるを歌でみたし
　　むかえにきてくれますか
　　わたしの心　.... 血だらけにしたダンボールの聖衣が甦らない 星の残像をまぶたで凝視する無力すぎて聞こえない鮮明な色
古ぼけた皮膚のままスキなだけ歌を歌って夜が沈む
昨日の終わりのこないままで
指のすきから産まれおちる五線譜
もっとふかく溺れたいのもっと　.... どうしたい？
何がしたい？
返事は無く、ただ
ゴボゴボと音を立てて
癒着と融合を繰り返す

人間と名付けられた混沌は
原型なんて留めない原罪なんて分からない
見える獣より見　.... 目標という題目の元

いくつもの逃げ道を見つけた。

（繋がりという、選択が出来る行い。）

向かって行った物が駄目な時

抹消という行動に出ようとするが

戻るという行いが出来る　.... 「知られずに、終わる物事はかわいそう・・・・。」

見切りをつけた恋。

桜の咲かない受験生。

（地図・コンパス・羅針盤）

アナログ人間だと言う、男の手作業は正確で

ほんの少　.... 持ち上げた指が空に触れ
さらに向こうへ向こうへと触れ
指でなくなりながらなお
さらにさらに触れつづけている


空を貫く珊瑚礁から
裸足の音が降りそそぐ
風が風を打　.... まるで息の音が止まったみたいに
音楽が終わった
僕はCDを取り出して
適当に歌ってケースに戻して
他の何かを聴きたがる
音楽に身を浸して
全て忘れてしまおうか
微かな浮遊感と共に　.... 街灯は　歌いもせずに
夜のムフタール通りへ
きみは行くべきじゃない
と　投げ捨てるように言う

ホテルの玄関で
前脚にギプスをした猫が
にやっ，と笑った気がした
ちょっと不敵な眼
　.... 海の匂いがする風が

過ぎていく時に
光と
圧と
匂いと
音で
描く



　　　飛ぶ

　
鳥は
海風に向かい
まるで静止しているように飛ぶ

鳥は
生きる　.... （モリマサ）
「目的地まであと５分です」
音声で表示されていく地図たちが広がって
空気が少し残った歪んだアドバルーンを
片隅にのせたまま
駐車場はかたむいている
誰の住んでいるどの　.... 小枝
小石
いきどまり
切り株
ほんのちょっぴりの孤独
ガラスの破片
命
太陽
これは夜
これは死
これは罠
これは釣り針
畑仕事
木の節目
カ　.... とおりすがりのコンビニで買った
コンドームの箱をあけて数を数えてる
ティッシュボックスから
うすい紙引き抜いてするエモいファンタジー
こんなはずじゃなかったんだけれど
ぶらさげた青いくまのぬ　.... インベーダーゲームみたい。bang、それからshoot、戦うことしかでき
ないので自滅の最終章。これはきっと運命なのって、ブロックひとつ
壊して、はねかえるビームにやられた。コンティニュー　.... ｛引用＝
最近のまぼろしって精巧だから、きっときみを欺きます。


友だちや恋人がある日突然、人造人間にされても気付かない。
体育終わって空見上げる女の子、おでこのナンバリングに汗が　....

はしごだかさんの自由詩おすすめリスト（20）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
ごめんね青春の等しくふりかかる月日はふりかえらないでふりきれ ...	- 百均	自由詩	6*	14-11-12
サイレンと誘蛾灯	- umineko	自由詩	14*	14-11-10
「だから眠ってはいけない」	- 宇野康平	自由詩	2	14-7-16
数字	- はるな	自由詩	8	14-7-16
君のダンスは鮮やかだから	- 智鶴	自由詩	3	14-7-15
わたしはくらげ	- 草野春心	自由詩	8	14-7-12
血だらけにしたダンボールの聖衣が甦らない	- 北大路京 ...	自由詩	7	14-7-10
我々はやさしー	- モリマサ ...	自由詩	4	14-7-8
エッセンスα	- 凍月	自由詩	1*	14-7-7
無言の抵抗	- 梓ゆい	自由詩	3*	14-7-7
ゴミ袋。	- 梓ゆい	自由詩	3*	14-7-7
ひとつ＿微塵	- 木立　悟	自由詩	2	14-7-6
プレイヤー	- 凍月	自由詩	6*	14-6-28
巴里	- 藤原絵理 ...	自由詩	5*	14-6-20
海風	- ichirou	自由詩	16*	14-6-14
アドバルーン（8/24用）	- モリマサ ...	自由詩	3	14-5-22
三月の水	- モリマサ ...	自由詩	6	14-4-1
ボーイミーツガール	- モリマサ ...	自由詩	9	14-3-20
きみが架空の主人公	- しもつき ...	自由詩	24+	12-8-26
七次元目のチャイム	- しもつき ...	自由詩	19	12-2-19

---