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詩を書く人は何かの痕の上に立っている。何かと闘うわけでもないし、何かと妥協するわけでもないし、何かと和解するわけでもない。その「何か」はもはやそこには存在しないのだ。しかしその「何か」の痕はくっきり ....
むかし、ぼくが田舎で少年をやっていたころ、野性の動物が家の周りを彷徨いていた。畦を通れば、蛇が逃げ、イタチやムジナに出会うことも、珍しくはなかった。イノシシは畑の作物を喰い荒らしていた。雪の日には山 ....
二月末には毎年わたしの誕生日がある。ことしは、実家にいるので、そして妹も帰ってくるというので(姉は仕事のため帰ってこられないのだという)、安心してホールケーキが買えるわねと母が笑った。
妊娠のためと ....
ましろな朝。静かな朝。まだ誰も踏んでいない雪はどこまでも、白い。
「雪とけて 村いっぱいの 子どもかな」小林一茶
雪玉を投げ合う無邪気な子どもたちをみつめるまなざしのなんて優しいこと。 ....
批評というものが、何か新しいものを創造する表現であるとするならば、私の書くものは批評ではない。私の書くものは、作品と理論とがかみ合ったところで互いがどのように相互融解するかであって、そこに登場す ....
私はかつて、「詩人はかくあるべき」という詩人像を強く抱いていた。詩人とは何よりもその否定性において優れていなければならなかった。それは現実を否定して彼方へと飛翔する者でもあり、伝統を否定して ....
2014年一月某日、娘が去年一年間ほぼ毎日日記を書いたと言う。「へーすごいね」と褒めたあと、中学生は毎日日記に記すような出来事があるんだろうとなかばうらやましくなって聞くと「そんなわけないじゃん。な ....
2003年4月に今の形の現代詩フォーラムが稼働し始めてから、後3か月ちょっとで11年になります。
自分は2005年頃から参加させてもらっているのですが、
思わず「え?」と声に出してしまいそうになる ....
えるんとすさんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト
(8)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
痕の上に立つ人
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葉leaf
散文(批評 ...
3
14-3-1
掌編「悪夢」
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イナエ
散文(批評 ...
7*
14-2-28
ホールケーキ、2/22のこと
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はるな
散文(批評 ...
3
14-2-26
牧歌
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そらの珊 ...
散文(批評 ...
8*
14-2-8
私の批評
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葉leaf
散文(批評 ...
3+
14-2-4
詩人像の転換
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葉leaf
散文(批評 ...
3
14-2-4
夜更けの紙相撲・2014.1.
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そらの珊 ...
散文(批評 ...
8
14-1-31
もうすぐ現代詩フォーラムがができて11年経つという事実と11 ...
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健
散文(批評 ...
11*
13-12-22