すべてのおすすめ
冬の肌は
こわれもの

夕餉の火を落とし
手にたっぷりと
クリームを塗る
ひび割れから
そっとしみこむように

日常というものは
重力がある限り
何処に行ったとしても
そう変わ ....
ただの壁だと思っていた面に
白い花が
ちらほらと咲き始めた

家と道
内と外
隣人と自分
向こうとこちら
静けさと騒音
過ぎ去った時間とやってくる時間
何かと何かを隔てるための境目 ....
その肩に
いつも少年は
かなへびをのせていたので
私はそれが作り物だと思っていた
見慣れてしまうと
日常は背景になるので
誰もそれを指差したりはしなかった
私を見ても
誰も指差したりし ....
ペットボトルのごみの日
中身(心)はもうとうになくて
キャップ(顔)やら
包装(洋服)やらを
捨て去ったら
みな
潔い裸になった
とても清々しいごみの日には
カラスさえも
素通りする ....
コバーンさんのそらの珊瑚さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
こわれもの- そらの珊 ...自由詩2213-12-24
垣根- そらの珊 ...自由詩19*13-12-4
初雪- そらの珊 ...自由詩15*13-12-1
とうめいな容れ物が収集を待っている- そらの珊 ...自由詩2613-11-17

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する