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ねえ
ひとつぶのわだかまりもなく
こんなにさらさらで
どんなかたちにもなって
どんなかたちにもならなくて
よく晴れた日は
誰にも盗られないように
丁寧に埋めた
昨日の美しい心を
ぴか ....
きょうという日に
きょうという火が
ともされる
約束したわけでもないのに
東の空に
明るく
温かい
平等な
きょうが
どこから生まれてくるのか
ボクは
みつけた
旅の途中で ....
取り出したばかりの粘土は
幾通りもの生を含んで
ぐにゃり
柔らかく在る
指で押せば
くぼみが現れ
手のひらで転がせば
丸を成す
いびつな複雑さは
魅力的である代わりにとてももろい ....
ただの壁だと思っていた面に
白い花が
ちらほらと咲き始めた
家と道
内と外
隣人と自分
向こうとこちら
静けさと騒音
過ぎ去った時間とやってくる時間
何かと何かを隔てるための境目 ....
その肩に
いつも少年は
かなへびをのせていたので
私はそれが作り物だと思っていた
見慣れてしまうと
日常は背景になるので
誰もそれを指差したりはしなかった
私を見ても
誰も指差したりし ....
非常階段には
扉があって
内と外が隔てられている
内のものかといえば
そうでも非ず
外のものかというえば
そうでも非ず
非常のために作られた階段
日常では使われない
避難通路
....
ペットボトルのごみの日
中身(心)はもうとうになくて
キャップ(顔)やら
包装(洋服)やらを
捨て去ったら
みな
潔い裸になった
とても清々しいごみの日には
カラスさえも
素通りする ....
ichirouさんのそらの珊瑚さんおすすめリスト
(97)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
猫のダイヤモンド
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そらの珊 ...
自由詩
13
13-12-19
猫のさがしもの
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そらの珊 ...
自由詩
21
13-12-18
【終わりと始まりと】詩サークル「群青」12月の課題「終」への ...
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そらの珊 ...
自由詩
20
13-12-10
垣根
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そらの珊 ...
自由詩
19*
13-12-4
初雪
-
そらの珊 ...
自由詩
15*
13-12-1
【非常階段】_詩サークル「群青」11月の課題「非」への提出作 ...
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そらの珊 ...
自由詩
19
13-11-30
とうめいな容れ物が収集を待っている
-
そらの珊 ...
自由詩
26
13-11-17
1
2
3
4
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