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新しく入った職場で私は一番の若手であり、これまで肉体労働を転々として来た身として事務労働は初めてだった。電話の取り方から来客の対応、文書の書き方などすべて未経験のところから責任のある仕事を任さ ....
〈幸せそれとも不幸せ〉
辺りが闇に包まれるとそこに尊い神具があったとしても何も見えなくなる。
僕の眼の前には幸福が大きく広がっているが残念ながら僕の時間はいつでも夜。
星明りひとつない真の闇だか ....
〈雨天から降ってくる雨という憂鬱〉
世界が世界一つ分狭まると雨が人々の庭に侵入してくる。
人は歩けない以上に歌が歌えない。
声は口に達する前に雨によって沈められてしまう。
電車が遠くを走ってい ....
人々でできあがった柔らかな機械の中に
一つの緩やかな歯車として放り投げられました
皆さん幾つもの顔を持っていて
どの顔が本当の顔なのかわからない
結局本当の顔なんてどこにもなくて
....
給料が労働の対価だなんてとても思えなくて 一日が終わった解放感と 夕飯と入浴と睡眠が何よりの報酬で さらには空いた時間の読書や芸術鑑賞 その時間が空くということもまた何よりの報酬で 長いこと農業をやっ ....
沢山の人に読んでもらおう 色んな人に批評してもらおう そんなの傲慢じゃないですかね 特定の人にだけ読まれ ただ情報だけを提示し すぐさま廃棄されていくけれど 物事が機能するためには不可欠の言葉が世の中 ....
人々が果実のように生っている
呼ぶ声が開く匂いの輝きに
寄り添うように開きだす応える声
こんなにも血が発酵した生き者同士
互いの表皮には場違いな分電盤が
静かに接続されている
....
我が家の桃畑の道路向かいに、周囲の田んぼに囲まれながら土が高く盛ってある場所がある。そこには一本の小ぶりな古い柿の木が中心を占め、右手に数本のアジサイが植わってあり、左手にドラム缶が置いて ....
日々の忙しい業務に追われながら、私は空いた時間を見つけては公園に行った。その公園は決して規模の大きいものではないが、木々で囲まれ、遊具や砂場があり、ベンチもトイレもあった。道路から奥まった ....
仙台で大学院生をやっていたころ、仙台には故郷とは違った風土があることに気付いた。風土とは地形や気候だけではない。そこに暮らす人々の気質でもあるし、道路の混み具合でもあるし、交通網の整備具合でもある。市 ....
ichirouさんの葉leafさんおすすめリスト
(10)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
脈動
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葉leaf
自由詩
3
14-8-14
人へ
-
葉leaf
自由詩
1
14-7-5
人へ
-
葉leaf
自由詩
6
14-6-11
恐怖
-
葉leaf
自由詩
5
14-4-15
twitter
-
葉leaf
自由詩
2
14-4-15
twitter
-
葉leaf
自由詩
5
14-4-8
分電盤
-
葉leaf
自由詩
9
14-4-5
装飾
-
葉leaf
自由詩
7
14-3-16
権利
-
葉leaf
自由詩
4
14-3-5
禁止
-
葉leaf
自由詩
5
14-2-17
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