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夜はごうごう
手足はしろく
わたしを売って
あなたを買おう
頭のないロボットが
あざやかなシュートを放つ
鍛えぬかれた一秒が
光ることなく埋葬された
あなたはそれから日記を書かなくなって、たぶん唇はかわいている。
テレビは消音のまま点けっぱなしになっているから、部屋のなかの光と音のバランスは悪い。視覚的な喧噪と、それを拒否する沈黙。でもカーテ ....
男はそれからかなしいくらいに震えて灯りをけした。
蝶々はどこで死ぬのだろう
鳥の眠りは浅いそうだ
凍りついたまばたきに春が来ないことはわかっていたが
それでも男はここにいたかった
バニラはひとりでひびわれて
かわいた白い絵の具に似てる
さようならをするときに
呼んでほしい名前があった
この世に難しいことなんてひとつもなかった
手に入れたいものもひとつもなかった
....
言いたいことがあったような気がする
けれど
あなたは熱すぎて
言葉を持っていたような気がする
でも
つかうにはどれも遠すぎて
死を思っていたような気がする
けれど
あな ....
猫っぽいものが
あなたっぽい暗がりへすり寄って
休日っぽい一日になった
下腹あたりに
あなたっぽくて
わたしっぽいものを抱えながら
とりあえずいまは
手足がとても熱い
増えも減りもしなかった
空白の
2時
ふるえるほどかわいて
奪いあったね
月、街灯、コンビニエンスストア
あんなに青くなって
もうだれのことも愛さなくていいなら
どんな ....
かげろうみたいに
日々は
嘘になるから
それなら
特別うすく
上等のにしよう
むこうがわが透けてみえるような
いつでもそれが
透けてみえるような
これは
階段とはちがう
生きることは
死ぬこととにていても
あなたと生きることは
あなたと死ぬことじゃない
いつまでも嘘をついていて
思い出を忘れるような
悲しい解放を ....
秋のはじまりに
かなしいのかうれしいのか
ほっとしているのかわからずに
虫の音のまじる夜をあるきながら
みていたのは
夢でなくて
たぶんあなたでした
からっぽをからっぽで埋めからっぽで蓋をしててもあふれるからっぽ
自転車に乗れない女の子さんのはるなさんおすすめリスト
(11)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
テレビ
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はるな
自由詩
9
13-12-21
百年の鳥
-
はるな
自由詩
11
13-12-6
物語B
-
はるな
自由詩
4
13-11-23
バニラ
-
はるな
自由詩
5
13-11-14
i
-
はるな
自由詩
7
13-11-6
休日
-
はるな
自由詩
4
13-10-12
2時
-
はるな
自由詩
2
13-10-8
かげろうみたいに
-
はるな
自由詩
2
13-9-21
階段2
-
はるな
自由詩
4
13-9-17
三角
-
はるな
自由詩
4
13-9-6
からっぽ
-
はるな
短歌
9
13-8-16
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