未来の自分へ書いた手紙に苦しめられている きめたの
あなたと、いきてゆくこと

そして
きめてくれたの
わたしと、いきてゆくこと

そんなこと
ゆめみたひとが、
いたけど

そのきもちは
きらめきを
はなって
 ....
こがね色の岩の洞
居ないものの影が映る
葉より上に浮かぶ捕食者
傷のように緑を焼く


骨と星 骨と星
白紙が白紙に落ちる距離
昇る泡のなか
線を描いて


猫 ....
多くの言葉が消え去った後
ただひとつだけ残る形容詞
それはけして けっして
良いものではありえない
金属を覆い かがやく曇
夜のはじまりの口笛を吹く





 ....
最初は甘えてきたのに
自分から手を差し出してきたのに
途中から嫌悪の意味で
繋いでた手を振り払った

その瞬間、虹色の糸が
音も無く切れてしまったよ
校舎の窓から仲良し五人グループが
 ....
森に囲まれた白い家の個室で私は私の感性を解放する。
それらのうち、あるものは壁に反響して部屋中を駆け巡り、
あるものは開けた窓から外の空間へ抜けてゆき、そしてこれが一番厄介なのだが、
そのど ....
草原の中、黄色い自転車に乗って走り抜けてゆこう。
強烈な夏の日差しにも負けない冷たい風を全身に受けながら。

なんて爽快な午前。
この体にはびこる日常の現実が気持ち良く透き通った空間へ飛ん ....
ねぇ、知ってた?

あの、蒼い、碧い、

青い海はね

たくさんの、たくさんの

みんなの流した 涙でできてんだよ。



涙って言ってもね

たくさんの、たくさんの

 ....
 
土曜日の昼下がり
カーテンを干す

まどろむ僕を横目に
酸素を目いっぱい吸い込む彼女は 

手を広げて
大げさな素振りをする

揺らめくカーテンは
彼女の頬を掠め

無邪 ....
ねむりながらおきて
いつものように
あめがふってかぜがやんで
せんねんたって
わたしはわたがしになった
くだらなくてつまらないわたがし


さかなをさがしたり
きのみをうえたりきかい ....
あっちこっち

  そっちどっち


うろうろ

  ぐるぐる


おおきなひと

  ちいさなひと


わらいごえ

 ....
この人間社会で 僕達はたった二人猫だった
その学校なら猫でも入れるというから
僕は早速転入したんだ
それが出会いだったのだけれど
だけれど クラスメイトは犬ばかり
僕ら二人とも やかましく吠 ....
祭や 花火の 季節だから
楽しそうな 恋人達が
嫌でも 目につく 夏だけど

寂しく響く 笛の音は
新たな ステップへと
導いて くれるでしょう

太鼓が弾む 音に合わせて
扉を そ ....
今日はコーヒーショップで
売買契約を結ぶことになっている
しかしコーヒーをひと口飲んだ途端
売るのだったか買うのだったか
金額はどのくらいで
そもそも誰と何を売買するのか
きれいさっぱ ....
高原に風がそよぎ、象徴の塔の輪郭を撫ぜる時、
私の感覚はあるひらめきと邂逅する。
詩作の種は私の心に蒔かれ、芽を出すのを静かに待つ。
風がその種を遠くに運んでしまわないように見守りながら。
 ....
生まれてから
綺麗って
一度も言われたことは
ないし
むしろブスって
言われたりするけど
それはみんな
あたしに嫉妬しているか
本当に美しいものを
見たことがないだけなの
あるいは ....
一度も私のものだったことがない君を
果てしなく喪いつづけている
その喪失が胸に生む波紋の美しさに
{ルビ彩=あや}なす言葉でうたわずにはいられない
精神は
狂った小作農たちが
村八分にしたおかげで

なくなりました
うしないました
山の中へ
すべて
置き忘れて
ピアノの純音が美しければ美しいほどその裏には胸の張り裂けるような悲しみがある。
人は誰しも悲しみを背負っている。それは白鳥の慟哭にも似て。
力強くシャウトする歌声の陰には壮絶な人生がある。
 ....
天空を羽ばたく鳥のように優美で大胆なインプロヴィゼーション。
限りなき才能の泉から清水が次から次へと溢れ出ている。
もはやとどまることを知らない感情の洪水は
我々の乾いた喉を潤し、大河へと流 ....
夜風に吹かれながら、一人街を彷徨う。
レディ・デイの幻影を求めながら。
街角に佇む店先からはぼんやりとした灯りと
きっと見知らぬ男たちの奏でるジャズが漏れている。

 
もうどのくらい歩い ....
わた飴を頬ばる
浴衣の肩越しで
はちみつ色に ほころぶ
花のゆくえを
やさしく見つめている


ラムネ壜の底で
眠っている夏を
起こさないように
そっと
指をつなぐ
きみの輪郭 ....
その古い家には
ちいさなあかりとりの天窓があって
夜ふとんに入ると
その窓がいやに気にかかってたまらなくて
ぎゅっと目をつぶった

星も見えないようなちいさな天窓
月明かりだけはぼんやり ....
エタノールがちゃぽちゃぽと揺れてる
それは頭の中のできごと

ねばりけのある暗闇の中で想起するのはエーテル
エタノールとエーテルはにてるにてるてるてるてる
正確には"エ" ....
納期の迫った仕事に気持ちを せきたてられながら
ラジオを流していた

テレビ番組の「しろうと のど自慢」が
地球の裏側のチリで中継されていて
そこであなたは歌い始める

ブラジルやチリと ....
喉元を過ぎた熱さは
記憶の端に刻まれることもなく
ボトル半分の濁り水とともに
朝焼けの彼方に消えていく

問題と解答を丸暗記するだけの
退屈な学習にも飽きて
何度も同じ過ちを繰り返し ....
ねえ お味噌汁の具って なにがいいと思う 君が尋ねる

そうだなあ なめこや納豆汁 かぶなんかもいいね

僕は味噌汁の中に青汁をいれて飲んでいる 青臭さが消えてのみやすいから


そんな ....
満塁で走者一掃タイムリー打てるようなら独身じゃない 病気になれ 俺が治してやる 妄想も思い出にしている
たまご天使さんのおすすめリスト(77)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
未来の自分へ書いた手紙に苦しめられている- 北大路京 ...自由詩713-8-1
「ちかうこと」- 玉兎自由詩313-8-1
ひとつ_呼吸- 木立 悟自由詩513-7-31
ノート(形容詞)- 木立 悟自由詩313-7-31
グループ- 北橋勇輝自由詩1*13-7-31
感受性〜生まれ持っているもの- ヒヤシン ...自由詩6*13-7-30
自然的感傷- ヒヤシン ...自由詩4*13-7-30
海の名残。- 元親 ミ ...自由詩313-7-30
天使が居た- ニワコ自由詩4*13-7-30
にどめのたび- kawa自由詩313-7-30
いいココチ- なないろ ...自由詩113-7-30
人間社会でも猫の事務所- Neutral自由詩9*13-7-29
闇は_花火の_背景となる- 藤鈴呼自由詩3*13-7-29
九官鳥- 壮佑自由詩11*13-7-29
高原の風- ヒヤシン ...自由詩7*13-7-29
美容整形- 花形新次自由詩513-7-29
- 塔野夏子自由詩9*13-7-29
あやめ- 莉音自由詩113-7-28
自分次第の人生- ヒヤシン ...自由詩6*13-7-28
精神の頂を掴む手- ヒヤシン ...自由詩3*13-7-28
Left_Alone- ヒヤシン ...自由詩1*13-7-28
夏の夜/花のゆくえ- 佐東自由詩7*13-7-27
しょうけらのいる窓- 佐々宝砂自由詩9*13-7-27
本当はおろしハンバーグを食べていたい- 19891026自由詩213-7-27
「ふるさと」- 佑木自由詩1*13-7-27
回転木馬- nonya自由詩20*13-7-27
味噌汁- 梅昆布茶自由詩1813-7-27
満塁で走者一掃タイムリー打てるようなら独身じゃない- 北大路京 ...短歌4*13-7-27
病気になれ_俺が治してやる- 北大路京 ...自由詩613-7-27
妄想も思い出にしている- 北大路京 ...自由詩1513-7-27

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