それぞれが

それぞれの

それぞれを

それぞれに
よく晴れた日の朝、公園の人々は僕に優しい。
それぞれの日課をこなす人、ふらりと散歩に来た人。
見ず知らずの人同士がお互いに軽くスマートな挨拶を交わす。
素晴らしい一日の始まりがここにある。
 ....
森の小さな狩人はいつも獲物を探してる。
木立に身を潜め、狙うのは人間。
狩人の血族はけっして絶えることがない。
この世に人間が存在する限り。

森の小さな狩人は常に冷静で、その澄んだ瞳は ....
悔い残さなきゃあかんやろ 頭を振ると からん
と音がしたので
自販機で詩を買った

歩きながらは行儀が悪いし
近くに落ち着けるベンチもないので
その場でぱらぱらと読んで
隣の既読入れに投げ入れた 百円

立ち ....
満六年から十日が経った
書き始めた頃あなたはまだいた
くれた言葉を覚えてる
詩は説明してはいけない

書き始めてから満六年過ぎ
ほどほどからは遠のいて
手足をすっかり突っ込みすぎて
も ....
新涼やコンビニ前に猫二匹 ボクと君
なにも言わず
其処にいて
音もたてずに
存在して

遠ざかることもせず
近づくこともしない
言葉を交わすことはなく
通じあう心

共に傷つき
共に成長した
居ること ....
途中でがくっと 疲れてしまって
席を離れたくなった

人の言葉が耳に入ってこない
自分だけが取り残されている感覚


懐かしい夢を見て 少しの間浸って
また忘れていく

何をやって ....
小さな不安を抱えながら
店のドアを押して
賑わう声の海に潜りこんだ
かつての女子大生が
今夜は受付
やあ。あら。
やっぱりそれだけ

オトナになったとか
歳をとったとか
 ....
木立が異様な緑なす春の4時
知られてはいけない言葉を
書いてしまった
たった一言で
世界が崩壊する
君が好き
何気ない言葉が、私の胸の奥深くを抉る。












“痛い”なんて言葉一つで片付けられる様なものじゃなくて、
苦しみ耐える時間だけが ....
爪の下の皮を 前歯で齧り取り
それを ぷっと 吹き捨てて落下

オレンジ色のペンで 黒い文字の下をなぞる
音とリズムに逃げれば 集中が途切れるだろう

意味はあるかな どうだろうか
有利 ....
行っちまった
ふりかえりもせず
ヤツにしか歩けない道を
その道は苦難の道
荊の道
長く曲がりくねった道
しかしヤツは行くだろう
ヤツの決めた道を
苦しみが待っていても
ヤツは行かねば ....
鱗めく細波 疾風がひゅんひゅんと川よりも速く駆け下るので

ひゅんと風がたちカーテンがふわりとし夕立が来ました 雨と屋根との 
 
いかづちで空をこつこつ叩き割り孵化せんとしてるものは何かな
 ....
小さい頃から身体が弱かった

小学時代まで喘息で何度も入院
中学時代に内臓1コ無くし
高校時代に拒食症になり
社会人になってヘルニア手術を受け
今度は声帯をとらなきゃいけない

親は毎 ....
                大きなまつぼっくり
                拾い集めて
                クリスマスツリーを作るの
                おもむろ ....
荒地のなかでみつけた言葉
言葉はかれのなかで炎となって燃える
その輝きに
闇はかれの足もとから一瞬遠のく
かれは炎をみつめ
ひとときあたたかい心をとりもどす

やがて炎は消える
しだい ....
ゴリラは白雪姫しか担保が無かった
百万円で売れるよとゴリラの自慢であった
ところがである。猿の見積もりによると
毒林檎を食べた後の白雪姫は
百億円で売れるよ
との事だった
何ですと ....
まじない交わす曲がり道射す日とがらす影

振り子の振り幅そっくりに積むごみの管

鴉の纏う銀朝焼けの一カ所に脱ぐ

家族ローソク持ちビルから材木突き落とす

有無の調べが聞こえる窓辺の ....
mon amieさんのおすすめリスト(20)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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朝からの訓示- ヒヤシン ...自由詩5*13-5-31
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悔い残さなきゃあかんやろ- 北大路京 ...自由詩313-5-29
シャンパンの行方- Seia自由詩313-5-27
2013.05.25.- もっぷ自由詩413-5-25
新涼やコンビニ前に猫二匹- 北大路京 ...俳句213-5-24
ボクと君- ムウ自由詩113-5-15
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同窓会の夜に- 御笠川マ ...自由詩213-5-6
君が好き- 渡辺亘自由詩113-4-12
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