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わたしはわたしの中に
夜を溜める
そしてその夜を醸してゆく
深くなるように
やわらかくなるように
わたしはわたしの身体に
花を鳥を
風を月を沁みこませる
わたしの中の夜が
やさし ....
私は舞い降りた
そっと爪先で立ち
首筋と背筋を伸ばし
ふんわり舞い降りた
私は言の葉の妖精
誰かが私を呼ぶ声に
そおっとふんわり
舞い降りた
私は ....
遠近感を失くした心に
圧し掛かるコンクリート色の空
それは浮力を相殺し
ひと気のない公園の片隅に
鳩のよう
視線は堕ちて行く
否定も肯定もしない
午後の息苦しさは
酸欠した金魚のよ ....
迷ってるときはどっちでもいいから迷ってるんだ
きょう入った店のトイレに
そんな言葉の日めくりカレンダーがかけられていた
どっちに行こうが
問題は起こるんだ
原発をやめ ....