色々と、忘れて淀む

沢山の核心が稚樹のまま死んで土に還ってゆく
僕は毎日夢を見る

何もかもが分からない
自分が在るという事以外存在するものがない

人は僕を何と呼ぶのだろう
まと ....
最初から
何も始まってなんかないんだ
何も始まったりしないんだ
別にそれでいいんだよ

最初から
何も求めてないんだよ
ただ生まれるから捨てるだけ
本当にただそれだけなんだ

どん ....
Q.
何故私があなたを大事にするって言うか知ってる?
それは、私があなたを大事にしない事はあなたが私を大事にしない事への過大な可能性を持つからなの
だから私はあなたで遊ぶの可能な限り
でもそれ ....
方向や統率を取るために、生まれた隠喩は
つまりは説明の為の隠喩だ
しかしこと細かく説明すると隠喩は
ぐちゃ味噌に溶けて「それ自体」に近づいてゆく

それ自体とは説明ではない
なぜなら風景を ....
詩っつうのは無意味なのかなぁ

(今日はいい詩、読んだんだ)

虚空を掴んだ握力は
そのまま真っ黒なレモンになって
僕は無力に口開けて
高濃度の滴る宇宙を頂く

なんつう痺れる感覚な ....
茜色の雲だらけ
たゆたうように飛び交うの
あなたと一緒に
お天道様にまた明日

緩めて泣くの
そっと産毛が触れあうようね
離れる距離はどこまでも
言葉の光に抱きしめられた

散って ....
満ち満ちて
無くなって
しまいそうです

転がるように
天が笑うのを

僕は地面ばかり
青々とさせてしまって


満ち満ちて
弾けそうです
そっと掌開いたように

木漏れ ....
だって
ほら もうすぐそこに
いきるたのしさ
みつけてしまったんだもの
いきなくちゃ

かなしくて
かぜのみこむないしゅけつに
たくさん おらなくっちゃ
いきること
いいよって ....
誤解に勝てない

ほらまた
どこかで
僕の知らないところで
へったくれもなく
僕が焚きつけられて
ぼうぼうに燃やされている

心がぎりぎり絞り千切られて
ぼろぼろになって水分な ....
「あ」

と言われたら
「にゃ」と言いたいのかも
でもフツーは「へ」らしいから
「へ?」と言わなきゃいけない ....
分からないというそれ自体に
ふたをしたら死んでしまうよ

分からないというそれ自体を
叩いたら底が抜けるよ

分からないというそれ自体の
美しい 美しい 上澄みを
猫が小さくなめている ....
  お爺ちゃん
 

真っ昼間
海辺の無人駅に一人座った
何のために来たのかも分からないまま
海が見渡せる方の端っこの古びたベンチで昼寝をした
陽が傾いて折れたような首元に柔らかい光が当 ....
   

   砂漠と街



谷を下った
生きることは谷を下ることだった

谷底には血糊があった

谷底を下った
行き止まりかと思った

絶壁に挟まれたけど
さらに進め ....
  心と所作と雨の答え



雨 雨 あがるな

心を砕き続けてよ
痛みを 忘れないように
鮮やかさたちには血の色も
数多の原色 心が染まる
その危うさに 恐怖に飲まれ
明日の自 ....
(3)
瞳は無機質にも見えるのに
それでいて裂けたように生まれている

一人で簡単に生きているのに
甘えるように近づいてくる

すべて知っているようなのに
それでいて途方もなく必然にい ....
(1)
思うほどに儚い
単純な強情さで
だからこそとてもとても
大切にしたいのに
光のようにわすれがちになってしまう
哀しみそのもの


(2)
自身の汚れを小さく見せて
それか ....
世界へつながる大穴が開いて
手を摑んだら飲まれて心が腐った

心が腐れば
ケモノは生きるだろう、と

代弁者がただ不安を配り歩いて

代弁者はなぜ自分に穴をあけながら
人の心を泣かせ ....
闇は暗さにしか生きないらしい

例えば雨上がりの朝は
闇の気配を残している

貨物列車がごとり、と音を立てる
その分からない程の微動で
昨晩、闇が確かにあったことが分かる

雨雲を置 ....
むきさめの身を冷凍庫から取り出して
そのままホイル焼きにした



まるで許してくれるみたいに
ほどかれながら箸につままれ

ほわりと小さく湯気が上がった

温かくて
ふわふわで ....
雨上がりの清い空に流れる雲の
感情の軋轢に砂糖をまぶして

二人小さく笑い合えれば
距離感にぱちぱち淡い火花が散って

求めて欲しい
求めていたい

どこまで意思疎通に出会っても
 ....
窓から見える
甘やかな夕焼け 綺麗
こんなに綺麗でいいのだろうか

空の柔らかなため息で
僕は満たされてしまう

遠くの空は水色のままなのに
光を浴びてまだらに染まる桃色の雲


 ....
行きたい場所があると思う

過去の感情を大切にしたい
空洞になったとしても
続いてゆく所作に美しさがある

真夏でもひやりと冷たい樹皮のような
さめた しなりとした摘み心地は
暖かくな ....

どこにいても吹き荒れるから
わだかまり続ける感情の
その 出口を教えろよ

誰かが歩いた感情分
誰かの心が泣き叫ぶ

誰かが泣いた感情分
誰かの心は休まり 眠れよ

どこにい ....
生きていることの内にしか僕は生きない
気にしなくても佇んでいる
僕は僕以上になりはしない

様々な色を水面に映して いつも感情は儚く色をまとう
その細やかな手触りを生きていることが内包してく ....
{引用=
心がちっとも丸くって
意味のないところにぼんやりころがって
まったく青く鈍く光ってて

一回転半したら笑ってた
心に無邪気な子供がいた


なぜ僕は僕の無意識は
くるり ....
猫がきれいにそっと
寝ころんでいたものだから
少し離れたところでかがんでそれを見る

その時は猫が
水を打つようなタイミングを知っている気がしたけど

しばらくしてタフリと尻尾を振ってか ....
◇レキ(56)
タイトル カテゴリ Point 日付
無題自由詩5*18/6/29 18:08
幸せ自由詩3*18/6/21 14:31
自由詩3*18/6/19 18:53
風景自由詩1*18/6/13 11:10
つかの間自由詩3*18/6/6 16:24
_自由詩2*18/5/13 15:15
後悔自由詩1*18/5/11 5:31
無題自由詩1*18/5/11 5:26
自由詩3*18/4/24 22:46
泡のお風呂自由詩2*18/4/14 13:37
無題自由詩2*18/3/25 23:42
自由詩9*18/3/11 11:17
自由詩2*18/1/7 10:57
自由詩6*17/12/23 20:34
題名なんでしょう2自由詩2*17/10/21 21:23
題名なんでしょう自由詩2*17/10/21 20:37
無題自由詩2*17/10/13 22:08
旅行メモ自由詩4*17/10/13 21:31
剥き鮫自由詩1*17/10/8 18:47
無題自由詩4*17/10/7 22:19
終り自由詩017/9/13 23:44
お盆休み自由詩6*17/8/14 7:37
風と青春自由詩0*17/8/11 20:20
白鷺自由詩4*17/8/6 20:08
無題自由詩1*17/8/5 21:13
寝る猫自由詩1*17/8/4 20:12

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