使うことをしなければその繋がりさえしまいにはなくなり
目くらましのように薄い粉を振りかけて意識しなければ存在も
あるということは一冊のこの手触りで安心できる
遠く所縁の濃度を測りかね ....
難解な君のファッション
鼻を摘まみたくなる正義の嫌味
「わかりません」の連発も
「つまりその」答えを言葉にしたがる奴の高尚な妄想
17歳を境にどうでもいいけど感じ方は果てしなく ....
はやし立てる誠意のない
ただそこには圧倒的な盛り上がりと明るさ
どんな真面目な主張も鼻で笑われる余裕を持って
無邪気に天然の美しさ
硬くわずかにしか溶けだせないシャーベットのよ ....
はずしたタイミングとシャイに無意識
着慣れなさにばかり文句を言って
マンネリに繋がりはどこまでも当然
浸透していく水分が異なるセリフを吐かせて
蓄積していく形なるもの「美しさと ....
悲しみの色は暗闇のような藍色で
そっと触り
柔らかくふかふかとしていれば
そっと手で持ち上げて
声もなくはらはらと「雫」
耳を押しあててその敏感なふれあい
あなたの ....
山肌が白い霧に包まれた
湿気を含んだ僕の心は震えた
顔の表面はおびただしい冷や汗を纏う
手で触れるような見晴らしのいい
空にあった雲が山にしなだれかかり
柔らかく、次第に重みを増して
....
気が付けば僕の手に触れてくるあなたはひどい
連れだってゆっくりとただ過ぎていけばいいと思った帰りの足を
楽譜はまだ一枚の半分も来ていないのに
きっかけに躓いて顔は血の気を失せようとし ....
世界は膨張した
私の視界はせまくなる
細かな粒子の集合体は一つのきっかけで崩れ始めた
不用意な誰かの声の振動
『痛い』
と・・・・
そのまま紗のカーテンが何となく音 ....
コーヒーを切らしたとして
私はコーヒーと少しの間別れるだろう
買い物に出かけるでもなく、まして買い置きなどという考えもなくて
消耗するものに心が付いて行かない ....
飛び散った灰と「何となく」
湿り気を帯びて地面はすでにそのままの模様
そんなつもりじゃなくて、どちらでもよかったのに
形になったら焦った
一瞬も ....
都合のいい解釈で悦に入った
柔軟な思考とほどよい勘違いは幸福に敏感
♯に何かをつけたして沸騰
ヒットチューンは必要なくて「僕的」ってことが君には重要
ゴ ....
耳をふさいでつながりを断った
少しずつ聞こえ出す新たな世界の響きはクリアだ
ぐるぐると回り始める流れは感覚に刺激
際立った存在は埋まっている根源に硬く強く刺激を与えよ
甘く 時 ....
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