眠れない夜
殺してくれと頼んだ
生きることに疲れ果て
自ら死ぬ覚悟もできなくて
無理心中を試みる
死にたくないと泣く子供
現実に引き戻すには十分で
今日まで生き恥晒してる
生きるこ ....
終わりのないものなんてないんだ
終わらないんじゃないかと思うだけで
いつか必ず終わりの時は訪れる
山積みになった書類の整理も
果てしなく溜まった洗い物の山も
手を休めず進めていけば終わりが見 ....
逃げ道を探してる
俯きながら探してる
今夜はどこで眠ろうか
老婆が生きる術はない
天使たちが飛び去ってしまったから
まだまだ青い雑草の群生
ベッドにするには役不足
夜通し歩いて迷子に ....
生への執着
生きることが喜びになる日が来るとは思わなかった
死こそ救いと思い込み
河川敷を彷徨ったあの日
オーバードーズで朦朧とした頭で
ふらふら、ふらふら
知らない人の呼びかけに答えるこ ....
今の私はネガティブで
未来のことなど描けない
ポケットにナイフを忍ばせて
自分の喉をかき切る覚悟
骨を拾って欲しいとも思わない
この世にさよならしたいだけ
命あるもの生きようとする
....
怒鳴られるくらいなら
死んだ方がマシだと
余裕のない思考が支配する
恐ろしくて足がすくむほど
彼のことが怖い
死んでしまえば
もう怒鳴られない
もう怒られない
極端な思考が支配する ....
言葉は溶けて風の中
吹き荒れる嵐にかき消され
誰の元にも届かない
溶けた言葉を拾い集めて
意味ある言葉にしようとしても
それは、無駄な努力というもので
時間だけが無慈悲に過ぎる
何も伝わ ....
生活費を入れてくれないのはざらで
生きるために必死に貯めたお金を使っては
その場しのぎをしてきた過去
今でもその癖が抜けなくて
最低限のものしか買わない、買えない
経済を回すのはお金持ちの仕 ....
降りやまない雨の朝
喘息の咳で目が覚める
珍しいことではないけれど
ひゅーひゅーという呼吸音が
息苦しさを物語る
空しく酸素を求めてあえいでは
金魚みたいだと自嘲する
大人になれば自 ....
寒い、寒い
冬は嫌いだ
暑い、暑い
夏は好きだ
季節は廻って終わりがない
人の命は限られている
命の躍動
死の静寂
廻る季節を越えていく
いつか地球が自転をやめて
命が絶えるそ ....
人生の中で
最悪のシナリオとは死なんだって
最近になって初めて気が付く
DNAは生きることを望み
希死念慮は脳の誤作動
だから今は死ぬのが怖い
私の中で
真っ赤な血潮が駆け回って
....
募金は本来
善意から行う行為で
強制されてするものじゃないと
常々、思っているのだけれど
自治会からは集金がきて
金額まで指定されて
毟り取られているような気分になる
置いていった赤い羽 ....
ぼやけた思考で
言葉を探す
もうすぐ悪魔が魂を喰らいつくすから
最期に一言言いたくて
ああ、それなのにそれなのに
いつから私は貝になったのか
覚悟は決まった
まだ、甘い期待は残っているけれど
そんな期待は失望に打ちのめされる
どんな苦しみにも終わりはくる
耐えきることができるだろうか
生き恥を晒してすがり付くのか
私もまだ、知ら ....
憂鬱な日は何をしても憂鬱で
コーヒーも美味しくない
不安ばかりが胸の中にあって
鼓動が早くなる
逃げ出すことも出来なくて
自業自得とはこういうことかと自嘲する
もうすぐすべてが明らかに ....
言葉はすぐに空に溶け
誰の耳にも届かない
好きな詩人の真似をする
紡いだ言葉はボロボロで
自分の言葉に返ってくる
私は私以外の何ものにもなれないのだと
とっくの昔に知っていたのに
言 ....
1人ぼっち
そんな孤独を抱える夜
大声で泣ければいいのにね
孤独を噛み締めながら
朝が来ないことを祈る
目覚めても死へのカウントダウンは止まらない
生きていたいという願望
希死念慮は消え ....
ついてない日
編みかけのセーターにほつれを見つけて
すべて解いた
料理をしても塩と砂糖を間違える
テンションは上がらず
気持ちは下がっていくばかり
いつになったら浮上できる?
ついて ....
彼の姿に怯える
彼の声に怯える
その存在が恐怖のどん底に突き落とす
決して這い上がれない
彼は何者?
彼は何者?
人ならざるもの
私が笑わぬように
彼も笑わない
嘘で固めた身体
....
私の中で燻っている恐れ
私の中に降り積もる不安
自業自得とはこういうことか
これは私の罪だから逃げ出すことは出来はしない
真正面から見据えて
ここで朽ち果てようとも
恐れが私に罪を犯さ ....
世界はこんなにも美しいのかと感じたのは
もう、はるかに遠い昔で
今の私には邪気に満ちた禍々しいものでしかない
天使たちは変わらず無垢な笑顔を向けるけど
その笑顔の裏に隠された残酷な真実を知って ....
貧困の中で餓死する人がいるのに
そんな環境にもない私が衰弱死を選ぶのは贅沢過ぎる気がして
空腹を抱えたままどうしたものかと溜息をつく
暴力に支配されて今日まで来てしまったけれど
逃げ出すことも ....
長い時間、詩から遠ざかっていて
その間、私は死について考えていた(現在進行形で)
言葉を紡ぎ出そうとしても
頭が回らなくて片頭痛に悩まされる
歳を重ねて自然死が近くなっても
この世界から消え ....
私の中から腐った臭いがする
香しいばかりの腐敗臭
私はどんどん腐っていく
シャワーを浴びても崩れていく
血はドロドロに澱んでいる
それでも愛してくれるなら
私は綺麗な薔薇になる
好きな色
好きなデザイン
強く濃く
悲しい色を重ねてみる
誰にも気づかれない
心の重荷が少しでも軽くなるように
好きな色は気分次第で
好きなデザインも気分次第で
だけど悲しい色だけ ....
いつもはクールなロバートが
恐怖に震えて泣いている
私は愛しいロバートと
一緒に涙を流している
恐怖と悔しさが入り混じった複雑な感情を
ほんの少しだけ共有できた気がして
涙の陰に喜びを感じ ....
寂しんです、孤独なんですって呟いてみても
誰も見向きもしない日々
私は1人で鏡の中の自分に語り掛けてみる
虚無感に襲われ
自分を必要としてくれる人が誰もいないことに気付く
私の命の価値は ....
死にたい病の私が今も生きている
消えたい病の私が今もここに居る
全ては天使が答えを教えてくれたから
希死念慮は霧散し
私は愛に満たされている
たった1人でもいい
無条件に愛してくれる人がい ....
言葉が絡まって出てこない時、
無理に言葉を紡ごうとはしないで
空を仰いでみる
私の悩みなんてちっぽけなもので
誰かに同情される価値もない
言葉が出てこなければ
詩を書くのを中断すればい ....
眠気に負けそうになりながら
家族の帰りを待っている
予定の時間はとっくに過ぎ
心配をしながら待つことしかできない
連絡しても
おそらく返事はないだろう
1人で遊び歩いているはずもない
....
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