身体の表面には何の傷もないのに

心臓をおっきく えぐられてしまったせいで

夜、突然息ができなくなってしまうことに 彼はひどく怯えていた

完治しない傷はね、忘れていくしかないんだよ
 ....
あの人は私をへんという
きっと、いつかのかえりみち、頭のねじが外れてしまったんだね と
まじめなひょうじょうでいいきってしまう
拾い忘れたつもりはないのに
どこにいっても なじめないのは
そ ....
私はわるいひとだから

すきになっちゃだめだよ

そういったとき あなた

おれもだよ

少しして、足すように

きっと、そうじゃない人なんていないよ と

声に優しさ ....
別にあなたの全てがほしいわけじゃない
ほら、そんなの不可能だし、私だってきっとあなたに半分もあげられない

はちぶんのいちくらいでいいんだよ

あなたの部屋の窓からみる四角い景色とか

 ....
覆い被さるからだ 息をする事さえ難しくさせるほど

ふいにあなたが 愛しているのに寂しいと呟いた

きつく抱きしめられたこの身体には

あなたにしか見出してもらえない価値があった

 ....
三田オコジョ(5)
タイトル カテゴリ Point 日付
朝を迎える自由詩2*12/4/26 2:49
アイム・ノット・スペシャル自由詩212/4/3 23:39
インモラル自由詩212/1/3 0:26
1/8自由詩311/12/14 4:04
五月二十日、失う夜。自由詩211/12/6 19:10

Home
0.05sec.