君の真似をしても
君の真似でしかない
好きな人になりたい
それはまともな欲望だけれど
「わたしはわたしでしかない」
それも言い尽されたフレーズだなぁ

愛することはとても自由で
愛する ....
みんな何かを抱えているんだ
幸せだとか 不幸だとか
そんなカンタンに決めつけんなよ
「辛い」の尺度だって
それぞれ違うんだ
泣きたい夜なんて 誰にでもあるんだ
だけどこらえて 笑ってるんだ ....
どうして君が死んだの

ずっと問い続けている

どうして君が選ばれてしまったの

ずっと考えている


もっと聞きたかったよ
夢の話や 今作っている歌のこと
昨日見た映画の感想や ....
肌の具合がよろしくない
節約の名のもとけちられた 安い化粧水のためか
二十代も後半の衰えのためか
鏡をのぞくと気が焦る
わたしは後 どれだけのことができるだろうと

前だけ見て 今を満喫し ....
ただ生きていくことが難しい
生き残ることが難しいし
毎日を幸せだと感じることは もっと難しい
一人では幸せを見つけることができず
けれど 人の中に入っていって傷つくのは怖い

布団の中にこ ....
雑踏の中 ふいに涙がほほ伝う
このままここで 倒れ伏してしまいたい
どこも病んではいないのに
心の痛みに耐えられない
何もないように笑っているあの人でさえ
胸の中には多くの悩みや人々を抱え
 ....
宙(そら)よりも空(そら)が好き
星は天にあいた無数の穴
虹は空を渡るためのかけ橋

この白い庁舎の
切り取られた小さな空から降る
青い閃光
わたしを貫け!
不自然なほどに自然なその色 ....
誰のために歌うの
季節はずれのうぐいす
カナリヤなんて知らない 見たこともない
チョウチョが飛んで行く お盆の朝
もうすぐ 彼岸花咲くね
川辺がきれい

狂い咲きのバラが 迎えてくれた日 ....
大人になっても ぼくらは不器用なままだ
世渡りは覚えたけれど

いつだって精一杯 いつだってかっこ悪い

何か一つできたら 子どもみたいに喜んだりして

変わったことがあるとすれば 守る ....
裸で歩いてても怒られない部屋
人恋しくなるから お酒は きらい きらい きらい
誰かに触れてほしくなるなら 初めから終わってて
退廃的な歌におぼれれば 少し楽かな
みえない 感じない 何もない ....
食べることは大切です
スープとパンとサラダと肉料理
きっちり栄養を取ったら
心も体も お腹いっぱい

幸せは待っていても やってこない こない こない
幸せは毎日ひとつずつ 積み重ねていく ....
「私とあなたは違うの」
理性的な 論理的分析の つもりだった
でも あなたにとってそれは 拒絶でしかなかった
傷ついたあなたが
しおらしく 悲しんでくれればよかったのに・・・

あなたは攻 ....
白い部屋で ひとり
夢みたいなことばかり 思い描く
そして 一周すると
今度は 闇みたいなことばかり 溢れ出す

絡み合った糸玉みたいになって
やがてすべてが 消失点へ向かう
そこまで来 ....
光がなければ 色がない
置き忘れられた自転車も
錆びついたレールも
高いビルも 小さな家も
道も 人も 河も
境界線はあいまいになって
等しく
やさしい黒に抱かれる

しづかな しづ ....
愛されるより愛したいと思っていたのは
愛してくれる人がいたから
飢えた狼の側には 怖がって誰も近付かない
お日さまの周りには 人が集まるみたい

僕は影だ ずっと前から 君の影だ 
嫉妬と ....
わかっていると思っていた
何も言わなくても
長い間 一緒にいたから

あなたはわたしのこと
わたしはあなたのこと
わかっていると思っていた

わかりたかっただけだった
わかって欲しか ....
月に向かって咲いた 白いバラ
静かに奏でられる 花ずれの音
時は冬 冷たい 冷たい季節

狂い咲くのは悲しい
ダレモイナイ ダレモイナ……

かわいそうに思った神さまは
月の使者を遣わ ....
ほんとの自分を探したって
ぼくらは液体だ

この人の前では四角くて
あの人の前ではまん丸い

あいつの前では黄色くて
あなたの前では水色だ


どれがほんとでどれがうそか
考えた ....
僕が歌えなくなったら 代わりに歌ってくれる?
「ばかね。それじゃ意味ないじゃない。」
ウィスキー カランコロン鳴らして 君は笑った
小さなBAR 僕はJAZZ SINGER
だけど時々思う
 ....
枯れてしまった微笑み
風も光もない瞳
その手を握ろう 暖めよう

何もなくても 側にいる
なにかあったら その肩に手を置くよ

君と私のいる場所の
次元すら異なってしまったとしても
 ....
mixiも ブログも Twitterも やってるの
そんなにつながりを求めてるの? って 言われると
多分そう と 答えるしかない

初めは 面白いから始めたの
だから 飽きたら止(や)める ....
誰一人孤独を抱えていない者などないのだ

夏の日差しの下
笑い合う恋人にも
戦い抜き
栄光を手にした戦士にも

異なる形の 異なる色の 異なる大きさの
孤独が
平等に手渡される

 ....
怖い夢を見たような気がして 
飛び起きたけれど
何の夢を見ていたかまでは 
思いだせなくて
ぬくもりが欲しいと思ったけれど 
誰もいなくて
もう一度 
眠り直そうとしたときに
のどがカ ....
自分に無い物を持つ人を
好きだと思ったり
妬ましく思ったり

自分に出来ないことが出来る人を
すごいと思ったり
自分とは違う、と思ったり


自分に無いと思う物は
いつだって
の ....
どこまでも自転車を走らせて 海岸線で一呼吸
折り返して家に着いたら 何も考えずに眠りたい


あの子はあいつが好きね
そしてあいつは あっちの子が好きね


満たされない気持ちが 宵闇 ....
海よりも深い青さで恋をして
夕日よりも赤い情熱で愛した
波間を漂う流木に この身を重ねるのは
今もあなたが 愛しいからでしょうか

かもめが水面近くを飛んでいき
やがて白い月が
東の空か ....
凪 ちひろ(56)
タイトル カテゴリ Point 日付
さんせっとららばい 1   せつないセレナーデ自由詩112/2/10 23:22
幸不幸自由詩212/1/28 23:07
現実自由詩712/1/12 2:34
今と未来自由詩312/1/10 22:50
こもる自由詩212/1/10 22:38
いのり自由詩212/1/10 22:26
青い閃光自由詩312/1/3 23:51
チョウチョ自由詩411/12/1 21:59
終わりなき空自由詩211/11/23 21:39
名前などない自由詩311/11/14 22:00
24歳のLady自由詩211/11/6 22:49
赤と黒自由詩311/11/3 1:39
白い夜自由詩311/11/2 0:07
とばり自由詩511/10/31 22:30
狼の遠吠え自由詩111/10/25 23:09
心のきょり自由詩011/10/24 23:14
白いバラ自由詩111/10/20 20:32
ほんとのぼく自由詩711/10/19 22:03
BARにて自由詩011/10/18 21:55
白い歌自由詩311/10/17 21:30
ネット自由詩311/10/15 23:55
孤独自由詩211/10/15 15:01
非日常自由詩411/10/13 21:31
嫉妬自由詩111/10/13 21:11
思い星(おもいぼし)自由詩011/10/11 23:52
潮の音(ね)自由詩211/10/10 23:48

Home 戻る 最新へ
1 2 
0.21sec.