人間何も言わなきゃ
かかしと同じで
どこ吹く風と知らんぷり
烏と一緒に笑っている
一生懸命生きて
人を守ったりしない人が
いることが理解できない
俺は
かかしに頼るしかない旧い農夫 ....
生きていくのを待って
三年の旅を終え
生命と性をつなぐ目的で
故郷に帰ってきた鮭
ああ僕たちにはこんなにも
鮭が必要なんだろう
塩漬けの目を伏せる
美しい川の中に暮らし
食事と ....
俺が先に見つけた
緑
の
たぬき
が
そこに居て
4分待ったよ
あと少しで
捕
ま
....
人は誰も
すれ違う形だけが
覚えられている
心に 微かな
気持ちの悪い風がぶつかる
憎しみのファンタジー ショーケース
エナジードリンクのプルタブを
プルしたら? 甘ったるい共感性と ....
この日は
水の中
何もないことを
愛していると
言いたくても
息は吐けず
氷のように笑った
骨だけになるまで胸中を支えた
輝きを放つ
わたしの目玉
川縁で白く
太陽を受け ....
暮らす
暮らせば
暮らすほど
我が暮らし
ラクになる
月給十数万で
ワイン飲む
歳をとれば
余計なカドが
とれてくる
誰もが少し
ラクになる
たとえ
苦虫をか ....
森の中に暮らせば
なんとか
いきていけると
思ってた
怖い人の群れから逃げれば
大地が優しくしてくれると
誰もいない
静かな町には
誰もいない
風が吹く
それ ....
幸せってなんだっけ
白みがかった青い空
病室の 天井に浮かぶ
目の中のごみ
火をつける 煙草には
嘘の味ばかりする
けれど
幸せってなんだっけ
生きているって幸せだっけ
白い ....
選択は
すべて
最良のものだ
その中で
耐えて受け流して
喜んで
生きる
根を下ろすだけだ
会いに行きたい
人と
つきあおう
それが
いいじゃないか
会いたいけれ ....
ぴちっ
ちーちー
洗濯機が眠っている頃
あなたたちが喋っている
ぼーうぼーう
私は顔を洗ってくるから
ちっ
ちっ
冷蔵庫は買った時から何年も冷たいまま居てくれる
....
遠くの
PITに駆ける
くるまたちを視ながら
おはようと
誰も居ないような
僕だけの部屋に挨拶する
僕は
遠くへ
行かなくてもいい
街は働いていても
この部屋には
2 ....
あなたの造った
椅子の
中に
大切なものが
かくされている
それは
誰も
知らない
私も
望まない
重大なものだ
私が
望まないから
知らないもので
夕 ....
現代を生きる平凡な私達には無言で了解していることがある。
空は青空がいいとか
平日と休日がある。スケジュールがうまっている。だから君に認められる。
「幾多の歴史がつもりつもって、その先っ ....
青空が
ぴかぴかぁ
光っている
曇っても
びしょ濡れになって
恐怖が
降りそそいでいる
Atomic sunshine
見て見ぬふり
しない 君は 見えない
素粒子の中で
....
週五日希望ですが
あとの二日こそが希望です
そんなもん
人を幸せにする幸せを
知っているあなたよ
ありがとう
あなたのおかげで
この社会はやさしい
それでも
しあわせな人生な ....
1,
訳もなく 死にたくなる夜には
セシウムを含んだ
アルコールを 一杯
ひっかけていく
「これ、ほんとうに
死ぬんすかね」
「わからない」
善いことの総量と悪い ....
日々にらみを利かせて
楽しく過ごされるため
頑張ってくださっている貴方は
政治的な方
わたくしには守るもの
ありませんので
いわせてもらったり
いわないことにさせてもらったり
楽し ....
今日はまあなんとか
明日もやりたくはないけど など
贅沢言って日が落ちる
日が落ちてからの仕事だっても
終わったら明日は明るいから
楽しい
ああ ああ
今日はよかったっすか
....
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