あなたの名前が好きだ

あなたが生まれた朝
どれだけの人が喜んだかがわかる
あなたの生まれた世界で
どれだけ幸せでいてほしいかがわかる


あなたの思い出が好きだ

まだ陽が高い青 ....
例えば

月や遠い惑星にもいのちがあったとして

確かにその存在を知っていたとして


僕らは孤独を分かち合えただろうか


会いたいあまりに
今よりも何倍ものスピードで
世の ....
あなたから目をそらした瞬間に、

そう、心の中の僕は死にました

夢だ花だと呟きながら


そう、それはもう息も絶え絶えに


泣いていると解っていたのです

ああ、あなたは泣 ....
このせかいで
たったひとりのいもうと

おさないころからいっしょにいきてきた

たったひとりの かわいいいもうと


あなたはいま、ぽっかりとあいたかなしさを

いつものように
 ....
この胸の中に

たくさんの海を隠している

{引用=
波のしじまに
アオウミガメ

置き去りのニケ

一粒のあぶく


七つの海、というけれど

{ルビ境界=くぎり}と ....
よぎっていく

いくつかの名前に戸惑いながら


アンドロメダ星雲はどこかな、と指先でさがす



大丈夫だよと言ってもらいたくて
わざと鍵を失くしたこともあったと思う

そう ....
雨を呼ぶ雲が
もうすぐそこに来ている

{引用=(信じられるかい?
あの雲の上はいつだって晴れてるんだぜ)}

360°の道しるべ

林檎の木はもうなくなっていて

代わりにそこに ....
あなたにはどうしても言えないことがある

この先もずっと言わないでいこうと思っている



炎が消えてしまう前に

私はきっと後悔するだろう




ああ

次の世界で ....
三つのものを持っていて

そのうちふたつは重たいもの


のこりのひとつは




いろいろな進化を辿って
いつの間にか変わり果ててしまって

いちばんの星にはなれなかった ....
てのひらをぱっと開いたら

ああ、なんだか少しさびしくなったみたいだ


たくさんのかわいいものや

泣けるくらいのおいしいもの


ああ、これらのものを
今でもきっと想ってるん ....
高すぎる体温に

個性と呼べるものは
蒸発した香水の残り香くらいで

くゆらす煙草の煙は
押し黙っていく冬の花みたいに
ただ気だるいだけの眠気を誘う

{引用=
単純な計算
すべ ....
星が廻るみたいに

どんどん変わっていく

空から見たら小さい


そうだね、なんて小さい

{引用=生まれ生まれ生まれて明るく
死に死に死んで死んだら暗い}

繰り返されない ....
あなたとさようならをした日

最初はとても晴れた日で

いなくなる日は
ほんとうにたくさんの雨が降った

{引用=
ばいばい
ばいばい

あなたはたぶん
そんな言葉知らなかっ ....
ほんとうに

いろいろなものが
はなれていってしまいました

なにもかわらぬわたしをのこして


そしてそれは
あなたも
たくさんのひとたちも

これからいきるあしたにとっても ....
寿(14)
タイトル カテゴリ Point 日付
ラブコール自由詩1*15/4/30 11:58
万有引力自由詩013/1/26 18:45
もう二度と自由詩012/11/5 21:00
いもうと自由詩3*12/8/27 21:30
ocean自由詩1*12/8/12 12:18
シークレット自由詩2*12/6/15 23:41
七日間自由詩3*12/5/3 10:57
stony story自由詩2*12/3/25 20:53
pillow自由詩1*12/3/17 22:56
三月自由詩8*12/3/12 20:36
エドワード自由詩1*11/11/27 13:59
思い出すひとの話自由詩1*11/10/16 22:09
still自由詩411/9/10 17:18
あいしていると自由詩3*11/5/29 17:28

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