こころの底から
ありがとうと
言いたい時があった

こころの底から
スミマセンと
謝りたい時もあった

こころの底から
頭を下げたい
そんな人がいた

こころの底から
好きだ ....
雨のあとの木々が
手首をいっぱいぶらさげている
あるひ大学の便所に
しゃがんでおもむろに
ダップンしようとしてふと
目の前の壁を見ると

お前は詩人なんかじゃない!

という縦書きの落書きが
黒々と細字で書かれてあった

これは ....
果てしなく恐ろしい
大洋に舟を浮かべよ!
真っ黒く荒れる海原に
おのれのボートを浮かべよ!

目覚まし時計が即ち私の神なのだ
メガネも睾丸であり神だ
かねが即ち、舟なのだ!
ツマラナイ ....
生まれてきたから
生きている
死ぬ理由もないから
生き続けるだろう

過失や
嘲笑の恐怖に
おびえながら

ひとの顔や
ひとびとの声に
おののきながら

しかもなを
五感を ....
どちらへとひと言尋ねると
ちょっととひと言返ってくる
誰をとまたひと言尋ねると
ちょっととまたひと言返ってくる
返ってくるんだが
その後のひと言を持ち合わせない僕なのである

見あげれば ....
君はそのうち泣くだろう
こらえ切れずに泣くだろう
来る日も来る日も不運か押し寄せ
対処しきれず泣くだろう

かまえても企んでも
不幸はどこからかやってくる
藪から棒に顔を出す
君の死角 ....
とあるなま暖かい春の宵、
ひとりのジーンズのつなぎを着た白鬚の老人と、
ひとりの髪の長い若い女が、
腕を組んで、おおきな青い月へとつづくながい坂道を、
歩いていた。

シグナルが赤になって ....
空は今日 気がふれている
雲がそしらぬ顔で流れていく
幼い少女が殺されたのだ と
埃まみれのテレビが言ってる

殺人者は心せよ あとになって
お前は決して反省などするな
心からの反省など ....
私はこのひろい地球の上の
とある小さな町の
しがない場末の路地裏で
息をしていた

ムルソウ あなたは一枚の澄み切った鏡のように
事件の渦中にありながら
しかも周囲をあまねく映し出す
 ....
マグダラのマリア
最愛の良人に裏切られて
いく多の男を渡り歩いた

いくつもの欲望を受け入れて
くわえ煙草で
バチンコの玉を弾きながら
鉛のような絶望と
砂地に染み込んだ一滴の血
の ....
なんだか知らないが
兎に角 最初の一行が出来あがる
なんだか知らないが
次の行は誰も知らない
もちろん自分も

なんだか知らないが
行と行の間には
深い深い溝がある方がいい
つまり驚 ....
中学生は残酷だ
高校生ほどのためらいもなく
小学生ほどの無邪気さもなく
言いにくいことをズバリと言う

中学生は恐ろしい
高校生よりももっと鋭敏で
小学生よりも知恵があり
とたんに嘘を ....
自嘲 諧謔 揶揄 嘲笑
ああ おれの血が責められる

誹謗 中傷 罵詈 雑言
ああ おれの血が責められる

直射日光 脳天直撃!
直射日光 脳天直撃!

どこかの広場で茫然自失
あ ....
うれしかったので
なみだがこぼれた

かなしかったので
なみだをこらえた

ぱせりせいじ
ろーずまりあんたいむ

あいしていたので
だまっていた
ゆうがたになって子供が泣く
なにも知らず
だれにも知られず
おのずと流れる涙もぬぐわず

ゆうがたになって子供が行く
土手の草むら
ガレージの裏
流れる涙をこらえ切れずに

父さん ....
赤の他人が
赤の他人を
殺したとて
私に何の関わりがあろう

真っ赤な他人が
真っ赤な他人を
惨殺したとて
なにを非難するいわれがあろう

戦争のなかにも慰安があり
平和のなかに ....
ほかに意中のひとがいる
と聞かされた時に
おれの足は地面に
10cmばかりめり込んだ

だから それから
おれはひたすら
しがないシガーを口に咥えて
ただただ青い空を見ている

あ ....
正直言って
おれはやつの死を
期待していないのでは
なかった

精神分裂病と
本気で戦う気のないやつに
内心イライラしていたのだ

それに
身近な者から自殺者が出るなんて
ちょっ ....
月が出ている
心のように
かがやいている
孤独のように。

いかがわしい
界隈の
いやらしい曲り角で
片手に
手斧をもった
ドストイエフスキーにであった

「もう何年も
 誰 ....
紙のうえに「私」と書くとき
その「私」は すでに
私ではない

つまり
私ではない「私」が哀れにも
詩と呼ばれる
むえきな騙りを
語りはじめるのだ

悲しいだとか
苦しいだとか
 ....
かのじょは
わたしにとって、
全世界だった。

そして
わたしは、
全世界から拒絶された。

わたしは
世界のなかに、
立場をうしなった。

で わたしは
いまでは、
それ ....
言おうとして
言えなかった言葉が
胃の腑のあたりにつかえて
地面が急に
ちかくなる夕べ
水中でもがくみたいに
思いのやり場が
どこにもない
ただただ凄い西日に照らされ
きみの猿のよう ....
はからずも為にならない
もので育った
少年たちは

あやうくmoralにおぼれる
ゆうぐれを逃れ

ふがいない星々をだいて
ひと知れず泣いた

夜や
夜の
毒々しい孤独が

 ....
真夜中
静寂に耳をつかまれる

今夜は 星も
月も風も犬もない

どこかの
高い塔の
窓の暗闇から ひっそりと 
花びらを撒くひとがある

それは恋をするむすめ
それとも
も ....
あなたの苦しみを目の前にして
わたしは何も言うことができない
憐れみや慰めの言葉
あるいは
勇気づけの言葉さえ
そんなものがいったい何になろう

あなたの苦しみを目の前にして
わたしに ....
泣かないで
海を見ている
あなたの指先から
夜が始まる

死なないで
風に吹かれて
あなたの肩先まで
星がこぼれる

言わないで
きのうのことを
訊かないで
あしたのことは
 ....
浩一(87)
タイトル カテゴリ Point 日付
こころの底から自由詩112/2/14 13:03
夜 2自由詩2+12/2/14 12:56
落書き自由詩212/2/9 19:56
錯乱自由詩012/2/9 10:51
無題 3自由詩112/2/8 17:12
後ろ姿自由詩512/2/8 17:00
君は自由詩212/2/3 17:38
東京の夜自由詩012/2/1 6:52
空は今日自由詩2+12/2/1 2:00
「異邦人」読後自由詩112/1/30 18:22
マグダラのマリア自由詩112/1/30 12:51
詩論自由詩2+12/1/20 5:02
中学生自由詩212/1/20 2:26
自由詩012/1/19 5:16
無題 1自由詩212/1/18 2:44
涙のわけ自由詩112/1/17 20:17
事件自由詩312/1/8 5:09
暗い風自由詩2+12/1/8 2:05
やつの死自由詩212/1/5 23:35
自由詩612/1/5 16:19
私ではない自由詩311/12/27 17:17
それから自由詩111/12/25 14:03
言おうとして自由詩311/12/25 7:50
少年自由詩111/12/17 10:02
真夜中自由詩311/5/2 12:55
私信自由詩211/5/2 4:27
浜辺自由詩6*11/4/29 2:40

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