黄色いドレスを纏う少女が
くるくると回る

キラキラの粒を反射して
とても 綺麗だ

転げ落ちそうになる瞬間には
硝子の靴を受け止めてくれる
王子様が 居る

名前は フォ ....
認める 認める
認めるじゃないの 認める
みとめるじゃないの したためる

舌に溜めた 戯言が 
ゆっくりと 浮遊して

ふわり
飛んで行ったような 気がしたけれど
黄色くて ....
ありがとう ごめんなさい
あいしてる だいきらい

色んな感情を 代弁する 顔文字は
とても 便利

動き回る 絵文字や
遣ったことのない スタンプだって
魅力的だけれども

 ....
糸色 意図的 色々と
軽く 韻を踏んだつもりに なりながらも

ミシンは 踏めぬから
人には 踏まれぬようにと

歩き 続ける
これぞ 雑踏

雑多なコトを 考えながらも
大雑把に ....
編み込んだ 分だけ
手垢の 残る ストラップ

石の 意志
漸く 編めた 手汗さえ
キラリ 光る

ビーズならば
合間に 穴が開いているのも
定番

石を 傷つけていない、
こ ....
ヒイラギの葉のように
トゲトゲした ココロ模様が

白く 馨しい 花びらと ともに
まるで 花火のように
砕け散って しまいました
くまの ぬいぐるみのような
てかてか した 黒い 物体が
枝垂れ桜の 近くに 有ります

東屋へ 行く途中
「道中 お気をつけて」 と
見守って くれているかのよう

水面に映る 紅葉 ....
辿り着いた 秋の日
南天が 笑って いました

お前の出番は もう少し 先でしょう? と
笑いかけると

太陽よりも キラキラとした 笑顔で
見つめ返されて

何だか ちょっと 照れ ....
繰り返す度に
後悔すること

繰り返す旅に
度々 出掛ける

足元に 足袋
旅マップを
括りつけて

開かないならば
取説なんて
要らないの

茶化しながら
次の茶屋まで ....
トリック トリック
どこからが まやかし?
わたしは ほんもの?

どこの わたし?
何処から ワタシ?

扉を開けて
次の世界へと ジャンプ

華麗にスルー可能ならば
 ....
酔っぱらったならば 吐ける本音と
酔い潰れたって 守る 秘密

秘密を ヒミツじゃ なくする セリフ
「ヒミツなので 誰にも 話しません」

そんな常套句ばかり 
ドヤ顔で告げるアイツに ....
私は今年 こんな事に 挑戦しようと 思っています
力強く 笑顔で 豪語した アナタだけれど

のっけから その宣言が 崩れてく
嗚呼 一句 出来ちゃったワ と 苦笑い

言葉通りに ....
カラフルな 世界で
色とりどりの 夢を見る

咀嚼する 喜怒哀楽
そっくり返った エビが
こんにちは なんて 御挨拶

合間に 挟まった 泥エビも
心地良さげに 自己主張
寒さに 打ち震えて
外に出れぬ 心の弱さ
知ってる

知ってた

かつて 通り過ぎたのと
同じような
幾つもの トンネル

何度も
何度も

すり抜けて
生きていけると
 ....
観たことのない ダイヤモンドダストを 
彷彿とさせる

キラキラの世界 
雪の庭園と 美術館の 饗宴

溶け込んでしまいそうな 窓枠を 
額縁代わりにして

ふらふらと 水面に浮かぶ ....
何かを 見詰めようとしたら
今まで 瞳を潤していた 存在を
排除しなければ ならない と
泪ながらに 訴えた夜

あなたは 笑って こう言った
その必要は ないよ
何の為に 右と左が 存 ....
あなたが 土産にと 
持って帰った りんご餅

弁当箱に 忍ばせて
お隣さんは かき餅サン

3連休が 終わる頃
明日の弁当 作りましょうと

包みを開いて 気が付いた
あ ....
ねじれの位置 と言う言葉を 思い出したくて
メビウスの輪を 連想しました

その後で 歪み ゆがみ ひずみ と
曖昧な記憶から 辿る内に

歪みの角度 ねじれの角度 ねじれの位置 と
パ ....
幾つも 抽斗が有るのは 嬉しいこと
手の内 全て 見せちゃったのに
魅せられない ほうが 問題

定義された「問題」の欠片を
大問題に発展させる定規

分度器よりも歪んでいる
 ....
鬼のような目で
こちらを 見詰めている

お前は 間違って いるのだ と
諭されて いるようで
目を閉じる

吹雪の中で
トンネルの手前を
凝視しては いけないよ

黄色 ....
御地も雪 などと書いておいて
ダダ漏れの 雨を 見詰める

猫でも 行き過ぎたなら
素敵な 風景画へと 変わりそうだけれど

点滅し続けるのは 
シグナルの 色ばかり

少し ....
ひょろろん と 伸びたスライム 手にとって
オロロン と 嘆く

声も 細く 通らないのは 冬の所為?
すじ雲も いわし雲も 
理解できないくらいの 夕闇に
全て 溶かして シュークリーム ....
元気の無い人には
向日葵を 送ると イイ

出来れば 雪ん子も 添えて
小さなブーケを 作ったら イイ

手にした人は
きっと 白いベッドから
起き上がりたく なる筈だから

元気 ....
サファイアは 青だと 
ずっと 信じ込んで 来たけれど

赤いサファイアが 貴重だと聞いて
何となく 興味を 抱いた

あれ? ピンクサファイアだったかな?
そんな アーティストが いた ....
一年分のミスを
この一枚に 集約した
そんな年賀状に 微笑みながら
前を 見詰める

一枚の紙切れで
人生が 変わることは
多いだろう

願書の紛失
届の提出
書類の ....
薄氷の奥で 
四肢を必死に伸ばして

もがき続ける
姿が見える

手を伸ばせば 
直ぐに届きそうなのに

否 その距離が 
縮まる事は 無い

幻想の向こうに 
 ....
分かって貰えぬ孤独を 考える時 
寂しさが 募って行きます

昨日の雨が 
今朝方から 雪に変わって

水物は 必ず 流されるとは
限らないのよ、と

釘を 刺されているような 面持 ....
同じ 花びらでも 
気候によって 咲き方が 違うように 

人間の表情も 
くるくると 変わる

スミレは 一年中 
可愛らしい花を 咲かせてくれるんだよ と 
あなたは言 ....
葉が舞い散る 季節を過ぎて 
キミは 隠れた 

何処に 隠れたんだろう 
見まわしてみても 白一面 

あんなに キレイだった 真っ赤な カエデも 
ジャマくさいと 無碍に ....
中学生の頃
覚えたての英語で
シーオーエフエフイーイーって
呟いた
それで コーヒー

和製英語も 造語も
区別が付かぬ 街の看板

何となく 華麗に映る
イルミネーション眺めなが ....
藤鈴呼(1080)
タイトル カテゴリ Point 日付
オムライス自由詩2*14/8/1 21:09
ハイヒール自由詩1*14/7/30 22:34
顔文字自由詩1*14/7/29 17:40
ミシンは自由詩2*14/7/28 0:27
夢見石自由詩1*14/7/23 11:11
花火のように自由詩2*14/7/21 11:12
自由詩1*14/7/18 23:25
空気清浄器自由詩5*14/7/17 18:19
旅マップ自由詩2*14/7/16 19:25
まやかしのうた自由詩1*14/7/14 20:38
とてつも無く 都合の良い世界で自由詩2*14/7/13 15:46
せんげん自由詩014/7/11 21:31
泥エビ自由詩4*14/6/29 18:02
赤信号の代わりに自由詩1*14/6/27 19:46
ホイップクリーム自由詩0*14/6/21 14:21
結末自由詩2*14/6/12 19:04
餅アメ自由詩1*14/5/30 19:26
スッキリ自由詩2*14/5/23 0:11
私の引き出し自由詩2*14/5/21 21:54
黄色い鬼の物語自由詩2*14/5/16 20:44
傘差して ゴミ捨てをする 月曜日自由詩1*14/5/15 23:12
オロロンドレッシング自由詩2*14/5/12 19:04
透明な湯自由詩014/5/3 6:41
プラブレ自由詩1*14/4/27 13:35
いちまいの は自由詩1*14/4/25 20:43
もがく自由詩2*14/4/22 10:10
蛇の道は 藪蛇自由詩4*14/4/19 17:08
冬のスミレ自由詩2*14/4/11 14:07
隠れた季節自由詩2*14/4/10 0:36
砂糖粒自由詩4*14/4/8 19:31

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 
0.39sec.