モノクロの世界を 追い駆けて
辿り 着いたのは

蔦の 無い街
鷺の 澄む丘
嘘の 棲む愛

伝えようとした 一粒が
窓の向こうに 貼り付いては
離れない

透明だから  ....
森の中で 本を読むなら ハンモック 
ロッジみたいな 丸太小屋を 立てて

枝垂れ柳みたいな 
かりそめの幽霊に おびえる夜、

暖炉で 温まり 
全てを 忘れながら

名も知ら ....
沖縄では シリシリ用の 
ピーラーが有るらしい

ニンジンが キライでも 
塩味だけで 食べられますよ

センギリにする メンドウも 
無いですから

間違って 
指も 一 ....
漸く苺を手にしたスーパーで 春を感じた休日
世間は平日だけど 二人 たまたま 寄り道出来る
今日が休日 当たり前
世間とのズレ 感じながらも 

すっぱい苺には コンデンスミルクを  ....
ヒヤシンス
強力に上目使いで
我を見つめる花


急速冷凍と氷畑
どちらが早いか
徒競走しよう


水溜りに埋もれた嘘を
ゆっくりと取り出す刹那
亀の形に成るでしょう
 ....
緑の芝に落ちる 赤い花
それが 首のように 見えようとも
ツバキ お前は 美しい

ハラハラと 落ちるばかりに非ず
ポクンと取れる種類の 山茶花も
世の中には 有るのでしょう

あ ....
幾つものボタンを
繋ぎ合わせる

テグスで?
ゴムで?
毛糸で?
紐で?

あなたには
どんな素材が似合うのか
今イチ分からないから

はにかみながら
言の葉つむぎ

繋 ....
世間が騒ぐ 
さくら、さくらの大合唱も過ぎた頃

山際に ひっそりと咲く 白梅が
石段に 小さな花びら ひらりと注ぐ

舞い散って 舞い踊り 
存在証明するかのような

彼等は  ....
ぽとん・ぽたりと落ち雫


ぽとんと落ちる哀しさに
ぽたりと落つる 涙を思う

思うばかりならば
もう これ以上
流さずとも 済むと言うもの

そう 願いながら

★,。・:: ....
タイヤの軌跡の中に
いつかのデジャヴが 隠されている

「フラッシュバッグ?」


二つの心の灯を
ゆっくりと かき集めるかのように
その違いを呟けば

見知らぬ羽根が 
すっ ....
海の近くを歩く
ざっく ざっく

リュックサックを背負ったら
何だか 楽しい気分になって

ザック ザック
手にしたスコップ

何かが 釣れる 気がしたよ
ペンペン草も 応 ....
春の目覚めに
ひとひら 揺れた
美しすぎる
瞳 重なる
夜のツキ

芽吹きも イイ
はらはらと 散る様を
連想など したくないと
希(こひねが)う

歌う いつまでも
 ....
空に向かう様が 上手く撮れたショットだと
一人ごちる 夕方
窓の外は 選挙演説で 賑やかだ

歪んだ枝が 真っ青な空間を 駆け抜ける
その世界観を包むような 白いカーテンが
風にそ ....
ぴょこん ぴょこん
君は 全くの 別物

尻尾でも ないし
唇でも ない

好き勝手に 遊びまわっているようで
ちゃあんと 仕事 してるんだ

だから 人望も 厚いんだね
 ....
世の中には 斜めに差した方が
安定する 軸も有れど

軸が ズレてしまうと
行動したいという 心ごと 
すぽっと 抜けてしまうかも 知れません。

大地に 確りと 軸を 差していたいです ....
きっちりと 組み合わせパズルに なれる
ピッタリな 存在

明るさを 添えよう
咲く 花のような 豊かさを 示す
活きる力を 感じる 一日

置物のような 完璧な 美しさ
その ....
久々に平日休みの旦那と スーパー行脚

夕食を 何にするかと 
立ち止まった コーナーは

丁度 値上げで タイムリーな 
粉売り場

それでも たこ焼きを 買わんとす。

 ....
あせび、
ひすいえんで はじめて知った木

石段と コバルトヒスイと 梅の木と
お茶室と ラカンマキと 五葉松

色んな主人公に 囲まれても
自らを 主張する 

美しい名の ....
ヒヤリ ハッと なんて言葉を 握りしめ
そんな ハットを 抱きしめる

ハトは 何処まで 飛ぶものか
時計は 豆粒大

ぽっぽっぽ
まあるくなるのか あつくなるのか

丁度良 ....
柵から いろんな花が 顔を出すから
錆びた 柵でも 大丈夫
咲いた花びらが あなたの夢を 裂くことなど
決して無いと 信じて いてね

生成りの色合いは 安心感
白いペンキに 蒼い ....
あっと言う間に 
瞳を釘付けにする 存在 

大抵は 物事の中央に 
鎮座している 

芯の有る 位置ならば 
本物の 中心地 

光が見えたなら 
もっと 輝ける 筈だか ....
頭では 理解している つもりでも
心では 理解できていない よしなしごと

あなたの 言う事が
大変非常に至極最も最高最上級ですと
何が何だか分からない程の賛辞を重ねれば
あっと言 ....
お前たちは 
自分の事しか 見えていない

先に 伸びるのか 
横を 蹴散らすか 
腹を 下すのか

三者三様だけれど 
三人寄れば文殊の知恵だと 
忘れてる

蹴落とす ....
懐かしい カセットテープを 取り出して
頭出しに イライラ イララン
要らないと 癒える曲なら いざ知らず

今 出さないと 二度と出ないの
お化けとおんなじ? なら出ぬ方が 良いも ....
添い寝する ぬいぐるみが
生きているような 気がしていた
少女時代

今じゃ この熟語で 
足の長い女性達が 浮かぶように
印象は 変わる

あんなに 可愛らしかった兎が
タ ....
天使なんて 居ないんだよって
笑いながら 君が言う

見たことも ないのよって
聞いたことは あるよねって
私も 笑う

その唇からこぼれた
白い歯 キラキラ
太陽に 照らさ ....
つながる
つなげる

心のイヤリング
果てなき ネックレス

ちゅんちゅん
ちゅん・ちゅく・ちゅん

いつまでも 続く 
おしゃべり

独り言が
つづいているの?
 ....
イモリと ヤモリ 何が違うの?
何度かの 掛け合い

イモリは 両生類だから 水辺に居るの
そして お腹が 赤いんだって
だから 庭園に居るのは ヤモリなんだよ

どうして イモ ....
誰も足を踏み入れたことのない
小さな島の一角で
白い猫が まどろんでいる

小屋から出て来た女性が
美しいドレスを身にまとっていたので
少し ビビる

猫は ビビることなんて  ....
何時か 誰かが 思い付いた
桜色の 灯火

暖色系なら 黄色
ライトアップなら 寒色系を
抱きしめたり
握りしめたり
握りつぶしたくは ないのよねぇと
つぶやいて
もう一度だ ....
藤鈴呼(1080)
タイトル カテゴリ Point 日付
白の軌跡自由詩015/2/12 19:24
ロッジ妄想自由詩2*15/2/11 10:27
シリシリ伝説自由詩1*15/2/6 20:00
ピカッとイチゴ自由詩1*15/2/3 12:06
うつむきの花自由詩3*15/2/1 12:41
ツバキ お前は 美しい自由詩1*15/1/31 14:59
最高の衣服自由詩1*15/1/30 9:58
キラキラの自由詩1*15/1/28 10:02
落ち雫自由詩1*15/1/22 10:54
触れた尾自由詩015/1/20 1:40
Sea zakk自由詩015/1/18 13:52
さくら自由詩1*15/1/17 14:54
まっさらな世界自由詩0*15/1/14 10:04
春の雪兎自由詩3*15/1/13 12:03
じくり自由詩1*15/1/9 15:02
凸凹コンビ自由詩2*15/1/7 9:16
今夜はたこ焼きパーティー自由詩1*15/1/5 19:51
馬酔木の咲く頃自由詩015/1/4 15:04
鳩帽子自由詩0*14/12/25 11:14
白い柵 塗り絵ほどこす ダイアリー自由詩0*14/12/18 19:39
降り注ぎの刹那自由詩014/12/17 18:47
からかいの予測自由詩0*14/12/16 11:06
自己完結の若者達自由詩0*14/12/12 2:10
頭出し 頭に来るし イラつくし自由詩2*14/12/10 10:13
波とオコジョ自由詩3*14/12/3 15:54
四番目の歯を見せ笑うシッシッシ自由詩3*14/12/2 3:07
光の首輪自由詩4*14/12/1 0:59
真実は何時も隠れん坊自由詩2*14/11/26 23:12
小さな猫のおはなし自由詩2*14/11/26 0:12
桜リング自由詩1*14/11/24 18:51

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